(回答先: ブラックマンデー(1987/10/19、NY株大暴落) 投稿者 あぼーん3世 日時 2002 年 3 月 06 日 15:53:46)
1990年8月2日、国境近くに集結したイラク軍は、クウェートに侵攻、暫定自由政府を樹立します。アメリカ、欧州、日本は、サダムフセインのイラクに対し、資産の凍結、石油輸入の禁止等の経済制裁を実施します。
当時の日経平均株価は、約30000円もしていましたが、大暴落。10月1日には、20221円と4年ぶりの安値となります。
1991年1月17日アメリカを中心とする多国籍軍は、「砂漠の嵐」作戦により、イラク空爆を開始します。湾岸戦争の勃発です。戦争の開始と共に閉塞感が解かれ、日経平均株価は、かえって安定し、値上がりします。
1月22日、日本政府は、90億ドルの追加支援をアメリカ及び多国籍軍との間で合意します。
2月24日、多国籍軍が地上戦に突入、クウェート、イラクに侵攻します。
直ちに、多国籍軍の圧勝が明らかになり、株価は約3000円ほど上昇、約26000円となります。
2月28日、地上戦は、わずか5日で決着、湾岸戦争は、終結します。
イラクは、腹いせにクウェートの全油田に放火して、撤退します。
国際エネルギー機関は、戦争開始とともに、加盟している石油消費国に、備蓄中の石油から250万バーレルを取りくずすよう要請します。日本も責任分35万バーレルを取りくずし、石油危機の発生は未然に防げました。
その後の株価は、どうなったでしょうか?
◆◆クウェート侵攻で失われた株価は、その後は回復しませんでした。◆◆
◆◆6月20日証券スキャンダルが発覚し、◆◆
◆◆日経平均は長期の低落トレンドに戻ってしまうのです。◆◆