(回答先: 証券恐慌 投稿者 あぼーん3世 日時 2002 年 3 月 06 日 15:47:59)
神武、岩戸と、好景気には何故か神話に、ちなんだ命名がなされます。
1965年11月から70年7月まで、なんと57ヶ月も続いたのが「いざなぎ景気」です。佐藤栄作総理の長期政権のもとで、10%以上のGNP(国民総生産)の高度成長が維持されます。1968年、アメリカがベトナムで苦戦するのにたいし、日本は世界第二位の経済大国になります。
時代を象徴する3Cといわれる夢の耐久消費財が生まれ、庶民が先を競って購入しようとします。カー(自動車)、クーラー、カラーテレビです。当時は、白黒テレビしかなく、カラーテレビが発売されると、皆が豊かな色彩に魅了されました。クーラーは、冷房専門でデパートや床屋にしかなく、実際に一般家庭に普及したのは1970年頃だったと思います。
家電業界、自動車業界も昭和元禄ともいわれたこの時代を謳歌します。経済優先の風潮から公害問題が深刻になり、環境庁が設置されました。1970年の夏「日本万国博覧会」が大阪で開催中に、いざなぎ景気は終了します。
日経平均株価のピークは、1970年4月の2534円でした。景気終了の3ヶ月前で、不景気の到来を、株価の下落は予見していた、とも言われています。
◆◆さて、2〜3年後好景気が訪れると仮定したら、庶民の夢の商品は何でしょうか?◆◆