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結局、東大の安田講堂占拠の攻防は、幼年期の甘えだったのだろうか?
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投稿者 考察者K 日時 2009 年 1 月 14 日 23:41:55: JjkI8nWTpj0po
 

本日、TVで東大安田講堂占拠の攻防戦の物語を見た。
最後に、学生運動の参加者であった、当時の東大院の生徒だった戦士は「何がしたかったのか、説明できない。」と言った。

東大の大学院の人の頭脳を持ってしても、説明できないのだから、基本的には、あの運動は「感情の発露」だったのだろうと思われる。

考えてみれば、攻める方も守る方も、かなり愚かな行動をしているように思った。

北海道の五稜郭で、新撰組の副長、土方歳三は、籠城を主張する幹部に対し「籠城とは、救援がある時の戦法であり、負けるのを引き延ばすだけの籠城には意味はない。」というような意味の意見を言って、打って出たというような話があるが、理屈的には、正論であり、安田講堂に立てこもった運動家たちは、東大の学生でありながら、江戸時代末期の武士より「理屈が分からない」のか?という気もする。

攻める機動隊の方も、包囲して、物資の供給を止めてしまえば、無駄な戦闘行為をして怪我人等を出す心配なく、勝負は決したはずである。

学生達は、機動隊員は怪我をしようが、死のうがかまわないという意識をありありと見せて、火炎瓶を投げつけ、コンクリートの塊を投げつけてくる。

しかし、仲間に怪我人が出ると、停戦を申し込むという「仲間にだけ配意するご都合主義」を何とも思っていないようであった。

現実的に、日本国内で騒いだところで、アメリカの軍事行動を止められるはずもなく、戦争という暴力に反対するという名目の下に、戦争ごっこを「国相手に仕掛けている」という矛盾をも抱えていることに気付かないのか?
東大という最高学府に学ぶ生徒が、その程度の「理(ことわり)」も分からないのか?という思いがする。

改めて、分析した印象では、絶対に勝てない相手に、全身全霊を掛けて挑み、敗れたいという「獣性の本能の発露」という気がする。

子供が絶対に勝てない大人に対し、思いっきりじゃれつきたいというような感じであり
強敵であるライバルに挑みたいというような感覚である。

あしたのジョーが「燃えかすなんか残らない、真っ白な灰になって燃え尽きた。」のと、同じような感覚を求めた、全身全霊を掛けたチャレンジをしてみたのではないか?

Kも阿修羅には「議論に負けるため」に投稿を開始した。
Kが勝つ議論などKに取っては意味はない。
そんな議論は、Kの知識を高めもせず、Kの予測の範囲内で意見交換をしているだけに過ぎず、こんなこと書くのは不謹慎でもあるが、退屈なだけで、スリルもなければ、面白みもない。

まあ、それが全てではなく、相続税精算制度の周知とか、労働者の地位向上とかの目的もあるのだが、その一方で、Kなど足下にもおよばないような考察者を求めていて、徹底的に打ち負かされたいという「期待」を抱いている。

浅学非才のKのアホも「論破してくれないのか?」という気持ちが付きまとっている。

結局は、安田講堂を占拠した学生も、それに近い行動パターンに突き動かされただけではないのか?
国家という、どれほど無茶をしても、受け止めてくれるであろう相手に、思いっきり無茶を仕掛け、甘えようとしたのではないのだろうか?

多くの人は、それをスポーツなどで発散させる「自分の中のエネルギー」を、勉強に特化した生活の中で、処理させずにため込み、それを、思想という言い訳を得て、発露させたのではないのだろうか?

その後、日本の左翼運動は、連合赤軍の暴力と迷走の末の崩壊を見せて、急速に鎮火していった。

今残っているのは、残滓だけである。  

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