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(回答先: 中東戦争の悲劇は、イスラムの民が「情けを持って接すれば」良かった、武では解決しない。 投稿者 考察者K 日時 2009 年 1 月 15 日 08:54:07)
Kさん、こんばんは。
損して得取れの話しを随分と広げてくれた様で、無い知恵を絞るのになかなか骨が折れるよ。
まず「損して得取れ」の真意は、決して「目先の損を受諾して、その先の得を取りに行け」という様な、そんな表面的な損得二元論の事では無い。
一般にはその様に説明した方が都合が良いので解釈が変えられてしまったのである。
真意は、損の先に得があるのならば、結局「往ってこい」「トントン」「ツーペイ」のチャラという事なのだ。ならば何を損得で悩もうか。
損も得も人間の作り出した観念という「虚」であり、まずその虚を喝破せよと言っておるのである。
その事を理解してこそ、初めてKさんの言う「解決への近道は和を持って接しようとすること。」が実現できるのではないか。
損得勘定の二元論という霧が晴れた時、初めて人道という道が見えてくるのである。
損得勝敗二元論から抜け出せないのであれば、結局は人も国も目先のエネルギーの奪い合いで疲弊して、最後には滅んで行く以外に道は無いのではないか。
掲示板でのやり取りにしても、「顔じゃないよ。」と「馬鹿にするな!」のせめぎ合いから、最後にはクズだのクソだのの罵り合いになるケースがいかに多い事か。直接会っても無い、相手の真の部分も知らない者同士が、結局は互いに虚に向かって叫んでいるのである。
安田講堂事件については、米の反戦運動の波に便乗してムーブメントを起こしたかっただけの元凶のアホ上級生と、その上級生の理想論をまともに受け取ってしまった、愚かで可愛そうな下級生、それとお祭りに参加したいだけのバカ連中の三構造で、義勇軍となった下級生と、場違いに残ってしまったバカ連中が逃げ遅れてしまっただけの事件だと思っている。
大きな意味では米ロの冷戦から来た波の影響を、少なからず日本も受けたと言う事だ。
この事件から生み出したもの、と言うよりもこの事件によって奪われた物は、日本民族としての熱意ではないか。あれをTVで見せられ、多くの人はお上に逆らう事の無意味さ、損を目の前で見せ付けられたのだ。人々はシラけたはずだ。熱くなるだけ損だと。
Kさんの言うエセ左翼は、事件で何の痛みも受けなかったアホ上級生達の中にいる。煽動の快感が忘れられないのだろう。そしてバブル期の主役達にの中にも、このアホ上級生が含まれていたのだろう。
捕まった方の下級生達は悲惨である。煽動者には裏切られ、除籍処分を受け、理想は虚構であったと思い知った事だろう。その後の人生に深い蔭を落としたに違いない
しかし、Kさんの投稿にはいちいち保険が掛けてあるねぇ。今風に言えばハードルを上げるのが上手いと言うか。だからレスが少ないのだよ。相手するのは損だと思われているのだよ。