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(回答先: 「高速飛翔」はどうしたら発生すると考えているのでしょうか? 投稿者 考察者K 日時 2008 年 11 月 21 日 17:49:57)
どうも、考察者Kさん、お返事ありがとうございます。
>端的に言ったsmacさんの主張のコアのはずです。
これは「主張」というより「物理法則」です。座屈による水平運動は高速飛翔になりません。
ツインタワー崩壊の記録映像では、画面上での概算ですが、どう遅く見積もっても秒速20m以上の高速飛翔を確認できます。
>Kがお聞きしたいのは、では「何が起これば、水平運動の高速飛翔が発生するのか?」です。
理論上は自重崩壊でも衝突で発生します。しかし現実的には自重崩壊でそれが発生する確率は非常に低いでしょう。水平方向への高速飛翔がもっとも起こりやすいのは、やはり爆破です。
考察者Kさんは、「爆破であった場合、多数の現場作業者が必要になり、秘密を維持するのが困難なのではないか?」という疑問をお持ちのようですね。
しかし、その心配はほとんどありません。
考察者Kさんは「スクール・オブ・アメリカ(以下SOAと表記)」という訓練施設をご存知でしょうか?
これは南米にあるアメリカ民間の軍事訓練施設で、暗殺やクーデター、テロなどのノウハウを教えるとともに、訓練生の人格を破壊し、絶対服従、秘密厳守、人道的逡巡の排除を徹底的に叩きこむ、殺人マシン養成施設です。
過去、卒業生たちは米国が画策した南米での政変で、何度も暗躍してきたと言われていますが、犯罪行為への組織的な関与は立証されていません。
ちなみに、オクラホマ連邦ビル爆破テロの首謀者とされるティモシー・マクベイは、この「学校」の卒業生でした。
SOAの存在は、ひょんな事から公然となってしまいましたが、アメリカには同様の訓練施設が秘密裏に数多く存在すると言われています。
また、秘密厳守のノウハウは、コーザ・ノストラ=一般にアメリカン・マフィアと呼ばれる組織でも古くから培われてきたものです。
ケネディ大統領暗殺にマフィアが人員を提供した…という噂は広く知られており、部分的にはそれが事実であると露見していますが、未だに具体的関与は立証はされていません。
SOAのような施設やマフィアのような組織があれば、爆破工作現場作業員の動員と秘密保持は簡単です。そして、そのような施設や組織はおそらく諜報機関などの肝いりで実在する可能性が高いと考えます。
>Kは9割方は外方向に飛び散ると思います。
なるほど、空気抵抗などを考えるとその推理の方が妥当性を持ちますね。水平ベクトルのエネルギーがどの方向に向かうか…という命題については、私の「半分くらいは内側に」より、考察者Kさんの「9割方は外方向に」の方が、多分正しいでしょう。(実験してみなければ分かりませんが…)
ただ、私が指摘したのは方向の問題ではなく速度の問題です。座屈による水平運動では高速飛翔になり得ない…という命題は「物理法則」上、確実に「真」であると確信しています。
>「構造全体が自由落下状態」であるなら説得力を有していますが、
もう一度書きますが、水平方向に秒速20mで飛翔する部材は、衝突の前に秒速20m以上で落下していなければなりません。WTC崩壊の場合、「健全かつ不動の下部構造」に衝突できる上部構造の部材は、崩壊進行ラインのすぐ上で分離、落下した部材だけです。
部材が秒速20mで落下するためには、約2秒間の自由落下が必要で、その落下距離はおよそ40mにもなります。これはツインタワー全体の高さの約1/10に相当します。
崩壊ライン直ぐ上で内側に座屈した外壁パネルが何の抵抗も受けず2秒間、40mも自由落下すること自体、まずあり得ません。距離が近ければ、落下速度が遅い状態で衝突しますし、逆に距離が長ければ健全かつ不動の下部構造(崩壊ライン)が急速に下へ移動しているため、追いつくのは地表近くになってしまいます。
上記数値は概算ですが、厳密に計算すれば初速ゼロから、真空中で2秒間自由落下した物体の速度は19.2m/sで、その間の落下距離は38.4m。秒速20mに達する落下時間は2.08秒で、落下距離は43.26mです。したがって、上記数値の「約」は「以上」という意味を含みます。
もっとも、「秒速20mで落下した部材が、どんな衝突をすれば秒速20mの水平運動を起こせるのか?」という問題を考えると、ゴムボールでもない鉄骨が自身も衝突相手も破壊せず、きれいに45度の確度で跳ね返り、100%の運動エネルギー保持を達成するとは、到底考えられません。
私の計算は「そういうことが奇跡的に起こったとして」の前提で成されていますから、現実的な必要時間および距離は、これより遥かに大きな数値になると考えられます。
>(崩壊ラインより下で吹き出しているスクイブについて)これが爆破であるなら、早すぎて「高速飛翔で外郭を水平運動させる事ができない」と推測できます。
崩壊ラインより下のスクイブは、明らかに固形物を含んでいますので、圧縮空気の仕業でないことだけは確かです。
水鉄砲の中に水と砂を入れて、ピストンをゆっくり押すと、水は開口部から勢い良く発射されますが、砂はシリンダー内で不規則な動きをするだけで、銃口から飛び出すことはほとんどありません。圧縮空気が運動の方向性を持つのは、開口部直近と開口部より外側だけだからです。
多くの固形物を含む噴出は、室内の空気が外側への方向性を持って勢い良く流れていることを示しています。
これを実現できるのは、超強力な扇風機か、爆風を起こせる爆弾くらいでしょう。
私は、このスクイブを「予備爆破」による爆風と見ます。
制御解体では、ビル構造を粉砕する爆破の直前に、成形炸薬による「予備爆破」かカッターチャージで支柱や梁の要所を爆切します。
制御解体の動画では、ビルが崩れる数秒前に同様の一斉スクイブが観察されますよね。通常の制御解体では、この工程をビル全体に渡って同時に行いますが、WTCの場合、自重崩壊を偽装しなくてはなりませんから、上よりの順次工程になったのだと考えられます。
ツインタワーはコア構造ですから、予備爆破はおそらくコア柱群の四隅にあるトラス状の頑丈な支柱をターゲットにしていたと思います。これは指向性爆薬ですから、強い爆風を発生させるでしょう。それが強化窓ガラスを突き破ってスクイブを形成したのではないでしょうか。
高速飛翔を実現させた本爆破は、この予備爆破の後に続く第二波で、こちらは爆切された支柱や梁を分離させ、床や壁、外郭を破壊する目的で行われる大規模な爆破です。
通常の制御解体では、構造を内側に引き込む必要があるので、仕掛ける場所には厳密な計算を要し、指向性爆薬と爆縮効果で部材の飛散を防ぎますが、WTCの場合その必要はありませんから、中心部に強力な無指向性爆弾を設置するだけですみます。
通常の制御解体では、下からの破壊でビルの自重を最大限に利用しますが、ツインタワーの場合は上からの破壊であるため、自重をフルに利用できません。
したがって、破壊の多くの部分を爆破によって達成する必要があります。
あれほどの巨大ビルを制御解体した前例はありませんが、部材の飛散を防ぐ必要のない爆破解体なら、解体に必要な最低限度の爆薬などとケチらず、過大な分量の爆薬を使って爆破する方が、確実に崩壊させることができるでしょう。
だいいち、コストを気にする必要がないプロジェクトなのですから…。
であれば、通常の爆破による制御解体でも、まず見られることがない、部材の高速飛翔が出現したことは「納得できる」と言えるわけです。
爆破であれば必ず高速飛翔が出現するというわけではありませんが、逆に爆破でなければ高速飛翔が出現する可能性は非常に低く、ことツインタワーに限っては自重崩壊でそれが出現する可能性がゼロであると断定できます。
以上で答えになっていますでしょうか? ちょっと文意が読み取りにくいところもありましたので、ひょっとしたらまた「すれ違」っているかも知れません。
長文を読むのは慣れていますので、お気を使わず不明な部分はどんどんご質問ください。
おっと、こちらの投稿も非常識なほどの長文になってしまいました。乱筆乱文平にご容赦のほどを。
ではでは、お返事お待ちしております。