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(回答先: 死者91人に 100人超す可能性も 尼崎JR事故 [朝日] (09:53) 投稿者 乃依 日時 2005 年 4 月 27 日 11:00:45)
死者91人 車内なお十数人 粉砕痕近く レールに細い傷
JR事故「乗り上がり脱線」か
兵庫県尼崎市のJR脱線事故で、電車の車輪が石を踏みつぶしたとみられる粉砕痕付近のレール上に、極めて細い傷が数メートルにわたって直線状に残っていたことが二十七日、尼崎東署捜査本部の調べなどで分かった。脱線防止のため車輪の外周についた「フランジ」と呼ばれる突起が線路に乗り上がり、レールを傷つけた「フランジ痕」とみられ、今回の事故はフランジがレールに乗り上がって脱線する「乗り上がり脱線」だった可能性が強まった。捜査本部や国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は、粉砕痕付近が脱線の起点になった可能性もあるとみて、砕石の成分を分析するなどして詳しく調べている。
これまでの調べやJR西日本によると、脱線した七両編成の快速電車の最後尾が停止した位置の後方約五メートル付近の左側レールを中心に、粉砕痕とみられる複数の「白い粉」が残されていた。その後の調べで、この付近から、約十一メートル先にある枕木とボルトについていた「脱線痕」と呼ばれる傷の間にあるレール上に、極細の線状の傷が数メートルにわたって続いていることが判明した。
この傷はフランジがレールに乗り上げた際についたフランジ痕である可能性があるという。
脱線の形態にはいくつかの種類があり、どのような形で脱線したかは、事故原因の究明などに大きくかかわる。カーブでレールとフランジが接触し、摩擦で車輪がレールに乗り上がる「乗り上がり脱線」の代表例である平成十二年三月の東京・中目黒駅付近の地下鉄日比谷線脱線事故では、脱線現場付近のレールで約七メートルのフランジ痕が見つかった。
捜査本部は、フランジによるとみられるレール上の傷の位置が粉砕痕と脱線痕の間にあることを重視。脱線の起点になった可能性もあるとみて、因果関係を調べている。
一方、事故調査委員会は事故原因について「レールなどに問題はなかった」と指摘。置き石があったとは断定できないとして慎重な姿勢を示しているが、複合的な要素がからみ合って事故につながっているとみており、制限速度の七十キロを大きく上回る百八キロでカーブに進入したスピードや、粉砕痕、運転士の心理状況などを詳しく調べることにしている。
http://www.sankei.co.jp/news/evening/28iti001.htm