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第五章 霊主体従 5 霊主体従 vs 体主霊従 背反する動き/同じ名の神/何故背反する力が働くのか?(大本教・民間信仰・
http://www.asyura2.com/0411/lunchbreak4/msg/349.html
投稿者 謝寅 日時 2004 年 12 月 17 日 20:11:12:Bat5keDwZxjsQ
 

(回答先: 今は無き『日之本研究ホームページ』の再現です。 投稿者 謝寅 日時 2004 年 12 月 17 日 19:13:12)

*民主主義 -その1*

*民主主義について*

 通常、我々は民主主義を素晴らしい、文字どおりの民主主体の社会システムだと、そう考えています。いわば、民主政従というか、民が政治家を選び、政治家は議題を多数決で決める。常により多くの人の意志が通る様に成っています。

 今は、「民主主義を履き違えている」「日本は本当の民主主義国家に成り得ていない」など、色々な事が言われていますが、ともかく民主主義が第一番であるという事には、変りません。

 日本の政治機構は、徳川幕府の3百年に及ぶ歴史に見られるように、永らく統治者の末裔が引き継ぐという形式を採ってきました。どれほど愚鈍な人物であっても、また前任者が早死にしてしまい、跡継ぎが幼児しか居ない場合でも、同様です。

 国交が開かれた時、日本には外国の『大統領』を表現する言葉がなく、散々考えた結果、最も近い存在として、大工でも一等の働き頭、「棟梁」制から、国を治める意味で「大」を付け加え「大統領」になったのだと言います。

これを見れば、優れた者であれば、例え一般庶民といえども「大統領」足り得る制度に、誰もが賛美したことだろうと思います。

 前述した様に、統治者の跡継ぎが、愚鈍で在る為に、或いは冷淡な人物であったが為に、民衆が苦しむ事が幾度と無く有った訳ですから、身分の貴賎・高低に関わらず、相応しい人物を民衆が自ら選び出す。此れほど素晴らしい制度が、今迄は無かった訳ですから、これは無理も有りません。

 ところが、大本の神諭でも、日月神示などでも、人間の作り出した『民主主義』も『社会主義』も、批判的です。簡単に言えば、徳主制従を旨としているのですが、この点ばかりは、中々理解し難い面です。
現代的に分かり易く言えば、今の人間は九分九厘までは、盲(めくら)同様の者ばかりだから、その盲同士が集まって幾ら選挙をしても、選び出されるのは、より一層輪をかけたような盲である。というものです。

自分は、よくよく冷静になって、出来うる限り固定概念に囚われず(これが最も重要です)、出来る限り客観的に考えてみました。

1. 徳川幕府の様な、統治者の一族が、代々政治を司るのは、やはりロシア革命・フランス革命などを見ても明らかな通り、必ず良い人物が就任するとは限らず、また一族は安泰に過ぎる為、就任者の慢心を招いて、大変危険な事だと思う。

2. 現代は先ず、票を集めなければ、何事も達成する事は出来ない。だから、国民の喜ぶ『税制改革法案』『消費税廃止』等という、すぐさま出来そうに無い事でも、政策として挙げてしまう。

3. 国民の多くは、やはり『減税』という言葉に弱い。誰がなっても同じとは思いながらも一票を投じる。結果何事も起こらなければ、『公約違反』と、避難する。

4. 前述の様に、今は多数決で決める世の中だから、何より議席数を確保し、また各党・各派閥共に、自分の所属する党や派の広大を、ついつい先に考えがちになってしまう。結果的には、野党は与党の政府案を常に批判し、与党は各派閥毎に、足の引っ張り合いに、知らず知らずに成ってしまう。

5. 結果的に、溜まった政策は、中々議決されずに、ずるずると長引いてしまう。また、どれほど優れた案でも、それを掲げたのが『少数派』であれば、案が通る事は不可能。どれほど愚案(当面誰の目にも良いと思われても、結果的に愚案となる場合も多い)でも、多数の賛成者が居れば、決まってしまう。

以上の様な事です。また、シオンの議定書(或いはユダヤ・プロトコール)という怪文書にも、興味深い事柄が載っています。

************

 「善良な性質の人間よりは、先天的不良性の人間の方が、数において勝っているので、学理上の議論によるよりは、強制的威嚇を用いた方が、はるかに政治上の好結果を挙げるものである。」

 「尚我々は、大衆の力は盲目で、非理知的で、判断力が無く、従って左にも右にも耳を傾けるものである事に注目しなくてはならない。盲人が盲人達の案内役を勤める時、必ずや共に滅亡の淵に陥ってしまう。

従って大衆の中の者ども、または人民の中からの成り上がり者は、如何に多才の者であろうとも、政治上の知識を持たぬ故に、ひとたび指導者として登場する時には、必ずや全国民を滅亡の淵に陥れないではおかぬのである。」

 「我々が自由・平等・四海同胞なる語を民間に放ったのは既に古代の事である。それ以来、これらの標語は、無意識のオウム返しによって何度と無く復習され、世界の幸福と、個人の真の自由を破壊した。

いわゆる賢明なる非ユダヤ人の識者と言われる人々でさえも、難解な謎の如きこの言葉の抽象なる意味を正しく理解し得る事が出来なかったし、またその内部に含まれている矛盾を勿論看破する事が出来なかった。  自由がもし、敬神を根拠とし、天地の法則に背反した平等の観念を去った同胞主義に立脚する時は、国民の幸福を阻害する事なく、国家組織の中に無害なるものとして存在する事ができる。

 かくの如き宗教と信仰を持っている時は、国民が地上における神の摂理に従い、教会に統御せられ、謙遜、従順に、精神的慈父たる牧師の指導に従うものである。それであるから我々は、宗教の根底を覆し、非ユダヤ人の脳裏から神霊の観念を奪い取り、その代わりに個人主義的打算的利欲と、肉体的享楽主義的要求とを植え付けねばならぬ。  彼らは悲しい事に、自然なるものが平等を知らず、またその中に自由が有り得ないものであり、自然そのものが、理性と性格と、才能と不平等を、その自然の法則として造ったものである事に気付かなかった」

-いずれも『シオンの議定書』より-

***************


 シオンの議定書とは、この手の怪文書に良くあるように、誰の手に依るものか、諸説入り乱れているのですが、一般には、フリーメーソン(或いはユダヤ財閥)という、世界統一の動きを影でしている、秘密結社のものだとか、言われています。

事の真偽はともかく、確かに我々が素晴らしいと感じている、『自由・平等・民主主義』とは、よく考えてみると、皆を平等にしてしまえば、社会主義的になるし、自由が無くなってしまう。皆に自由を尊重させれば、各人の平等は成り立たない。確かに矛盾しているのです。


シオンの議定書は、誰が造ったのか判りませんが、ユダヤ組織であるとかの真偽・善悪は別として、まさしく天才的人物(組織)としか、言い様がありません。もしも、本当に誰もが素晴らしいと感じる、これら制度が、何者かの手による工作であるとすれば、正しく世界的に騙されている訳です。一方で、大本神諭・伊都能売神諭・日月神示には、以下のような一節が見られます。

***********


●平等とか公平とか申すのは悪魔のワナであるぞ。天地をよくみよ。人民の申す如き平等も公平も無いであろうがな。一寸伸びる草もあれば一尺伸びる草もあるぞ。一寸には一寸が、一尺の草は一尺が頂点であるぞ。これが公平であり平等と申すもの

-『日月神示』/岡本天明伝達より-

●自由とか平等とか申す事は、一寸聞けば誠に結構なやり方の様であるが、日本のご先祖の道を外れてほかに自由も平和もくるものでないぞよ。

-『伊都能売神諭』/出口王仁三郎伝達より-

●艮の金神大国常立尊が、明治二五年から変性男子の御魂の宿りておる出口直の手と口とで、永らく知らした事の実地が現はれて来たぞよ。今になりてからは何程日本の守護神が焦りたとて、もう上げも下ろしもならんところまで世が迫まりて来たから、何程守護神人民が地団太踏みたとて、到底人民の力ではニジリとも出来ぬから、この上は神力に頼るより外に道はないから、世に出て居れる方の日本の守護神早く御魂を磨いて、この結構な先祖から続いた国を守護致さぬと、今度やり損うたら、万劫末代取り返しのならん事になりて、世界は石屋(いしや:フリーメーソン)の自由にしてしまわれるぞよ

-『伊都能売神諭』/出口王仁三郎伝達より-

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上記を見ても、どうやら西洋の思想とは、正反対である事が分かります。

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