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(回答先: 第五章 霊主体従 3 金銀爲本制 現代は金銀爲本制の世の中/世界恐慌はマッソンの仕業?(大本教・民間信仰・民俗) [99 投稿者 謝寅 日時 2004 年 12 月 17 日 20:19:28)
*金銀爲本制*
*外国でお働きの日之出神*
大本神書の多くは、金本位制に関しては、批判的です。要するに、乱暴な言い方ですが、シオンの議定書と正反対と思っていただければ、良いのではと思います。
ところで、古代史の所で述べたように、矢野祐太郎氏の研究では「日之出神」の働きの一つには、ユダヤ民族を霊的に支配していた、というのが有ります。
つまり大本に現れた様に、一方では霊主体従を基本理念に置く、神示が出現したかと思えば、また一方では体主霊従的な支配を、行っているという事になります。
矢野氏は、果たしてトンチンカンな事を言っていたのか、それとも真実の事であるのか、それは解らないのですが、日月神示には、それと採れる部分も、存在します。
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●金では治まらん。悪神の悪では治まらん。ここまで申してもまだ判らんか。金では治まらん。悪の総大将もそのことを知っていて、金で世を潰す計画ざぞ、判っている守護神殿早よう改心結構ぞ
●金で世を治めて、金で潰して、地固めしてミロクの世と致すのぢゃ。三千世界の事であるから、ちと早し遅しはあるぞ。少し遅れると人間は、神示は嘘ぢゃと申すが、百年も続けて嘘は伝えんぞ、申さんぞ。
-いずれも『日月神示』/岡本天明伝達より-
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上記の日月神示にあるように、やはり矛盾した部分を内包しています。もっとも、日月神示には「悪も御用の悪」として、悪の存在を許していて、元々大神の腹の中に、善も悪もひっくるめて、存在しているという事です。
確かに大本に限らずとも、仮にこの天地を自由にする様な神が、実在するのなら、何でこういう世の中になのか、マッソンという影の組織があるのなら、何故そのまま放任しているのか、この世に神も仏も無い物か、という様な状況になっています。
*王仁三郎氏の説く皇道経済*
王仁三郎氏は、金銀本位制については「国家の競争・興亡、戦争の動機、産業の競争、人心の腐敗、諸他の罪悪は黄金の獲得欲望が原因であり、限りある財貨で、限りない欲望を満足させようとするが故に、無限の罪を醸成する様になる」という意の事を述べています。
なるほどと思います。財貨はやはり限られています。限られなければ、その価値も失してしまうからです。そして人間には無限の欲望が有ります。その欲望も、違う方面に向ければ良いものの、ひとたび金貨獲得に向いたなら、これでもう良いという限度が無い程、欲しがるようになります。
しかも、現代では金が無ければ何事も出来ないと言う、そんな世界であるから余計に大勢の人の目が、金貨に向かう事になってしまうのです。そこで、「皇道経済」という当時流行語になった、高度経済成長をもじったシステムを述べていました。
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今日の経済学者、爲政者は、総て外国の精神で頭が一杯になってゐるから、今の金銀爲本のやりかたより他に方法が無いと思ってゐるが、西洋も、その経済方法を試みて行き詰まった。
その行き詰まったやつを又日本がやってゐる。これではどうしても行き詰まるに決まってゐる。然らば、何がこの金銀爲本の政策に代わるべきか、即ち皇道爲本、御稜威(みいず)爲本の政策である。
-『惟神の道』/出口王仁三郎著より-
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皇道経済というのは、大よそ以下の様な感じの政策です。
*自給自足の経済ブロックの創立
自給自足の経済ブロックによって、その国々で自給による生活の糧の確保が出来るようになる。それぞれの自治体によって運営され、相互に有無相通じる。
*税金の廃止
税制は無くなっていく。交通機関、情報量なども無料になる。
*土地の所有権の返還
土地の所有権は、各個人が保有する事無く、各自治体に返還され、各家庭の家族構成によって、平等に分配される。
といった所なのですが、詳しい事は王仁三郎氏自身も、今言っても本気にはされない、として具体的な事はあまり書かれては無く、あったとしても、その解釈に難しい面もあります。