★阿修羅♪ 現在地 HOME > 掲示板 > 昼休み4 > 355.html
 ★阿修羅♪
次へ 前へ
第五章 霊主体従 5 霊主体従 vs 体主霊従 雛形経綸からみたハルマゲドン/何故背反するのか2(大本教・民間信仰・民俗
http://www.asyura2.com/0411/lunchbreak4/msg/355.html
投稿者 謝寅 日時 2004 年 12 月 17 日 20:36:09:Bat5keDwZxjsQ
 

(回答先: 第五章 霊主体従 5 霊主体従 vs 体主霊従 ヨハネの黙示録に登場する獣/神と獣に別れる(大本教・民間信仰・民俗) [ 投稿者 謝寅 日時 2004 年 12 月 17 日 20:31:53)

*霊主体従 vs 体主霊従 -その3*

*雛形経綸からみたハルマゲドン*

 

 以前に書きましたように、大本の雛形経綸を考えてみると、一つの流れがあるように感じます。それは、体主霊従と、霊主体従との戦いであったと言う事です。

 というのも、1889年02月11日(明治22年)大日本帝国憲法が発行され、大本の開教は明治25年からとされていますから、何かの象徴ではないかとも考えられるのです。それまでの天皇の姿と違った、大英帝国の王制度をモチーフにした天皇制を開始し、一気にイシヤの仕組み的な、体主霊従の世界に入っていったのです。

 王仁三郎氏の紹介で少しだけ触れたように、大本及び王仁三郎氏に対して、日本中から非難をされていた訳ですが、第一回の入獄(大正10 年2月12日)から、再度入獄される前日(大正13年7月26日)迄は、1260日でユダヤ暦でいうと42ヶ月間に渡って、苦しめられた訳です。

 一方で獣の方もまた、「口を開いて神を汚し、神の御名とその幕屋、すなわち天に住む者達とを汚した」活動をする権威を与えられた期間もまた1260日であったのです。

 つまり、善と悪の最終決戦=ハルマゲドンは、或る意味その雛形を既に、かつての大本 vs 大日本帝国の戦いで、演じられたという考え方も出来るのです。

これをふまえて、大本神書にある「一厘の秘密」これもまた、多くの謎をはらんでいるのですが、大よそ次の様な事が書かれています。

 

●日本の国には九分九厘行ったところで、一厘の秘密がある。手のひらを返すという事が書いてあろうがな。邪神界(がいこく)の悪神を帰順させてしまふぞよ。
-『大本神諭』/出口直伝達より-

●九分九厘までは日本も心配致す事がまだまだ湧いて来るなれど、人民の改心さへ出来たなれば、昔の神世の経綸通りに致すから、一厘の仕組みで艮(とどめ)を刺して、三千世界を泰平に治めて・・・・
-『伊都能売神諭』/出口王仁三郎伝達より-

●今度の戦は神力と学力のとどめの戦ぞ。神力が九分九厘まで負けた様になった時に、マコトの神力だして、グレンとひっくり返して、神の世にして、日本のてんし様が世界まるめてしろしめす世と致して、天地神々様に御目にかけるぞ。

-『日月神示』/岡本天明伝達より-

 

 これによれば、九分九厘まで、悪神の仕組みで、世界は乱されながらも、最後の一厘の仕組みで、手のひらを返すような、大ドンデン返しがある。という事です。

 そしてこれは、大本 vs 大日本帝国で見た場合。大本がもう誰の目にも、解体され最早二度と立ち上がらないだろうと、そう思われた矢先に、太平洋戦争で解体されたのは、大日本帝国だった。という図式に似ています。
あるいは、太平洋戦争で最早二度と立ち上がれない、と見られた日本が戦後急速に復興した姿にも似ています。

 もっとも、それは雛形の事なので、現代でもやはり、体主霊従の勢力が強く、霊主体従の勢力は弱いと言う現状に、変りはありません。直接イシヤの仕組みと関連があるかは分からないですが、戦後ずっと発禁になっていた「アメリカの鏡・日本」という非常に意味深なタイトルの本には、教育制度の作り替え、恒久的に強硬な対日貿易を行う事、財閥の解体など、戦後日本に課した作戦が、赤裸々に綴られた書籍が有ります。

********* 

 今まさに、新しい真理の普及のための特別の努力が払われつつある所です。神の使徒による働きかけです。それが敵対者の大群によるかつて無い抵抗に遭遇しております。世界の歴史は常に善と悪との闘争の物語りでした。一方に神と善、もう一方に無知と悪徳と邪悪−霊的邪悪、精神的邪悪、そして物的邪悪です。  そなたが耳にした事は、これより後も続く、永くかつ厳しい戦いのささやき程度に過ぎません。善と悪との闘いは、時を隔てて繰り返し起きるものです。霊眼をもって世界の歴史を読めば、善と悪、正と邪の闘いが常に繰り返されてきたことが判ります。

-いずれも『モーゼス』の霊訓より-

 

 上記引用は、1873年にインベレーターと称する古代の霊が、その後数十年に渡り、牧師モーゼスに降臨して語ったものと、言われています。

 

*何故背反するのか2*

 それにしても、大部分の人には、こんなこと言われても信じられないとか、馬鹿らしいと思う人も多いだろうし、全く何も知る余地の無いまま、過ごしている人が大勢います。
 まして、前述の様にシオンの議定書には、「神霊の観念を極力排除させる」方針を採っており、むしろそういう人が居ても不思議では無いのです。

 その人達は、全く知らないままで居れば、もはや体主霊従的に生きていくであろう事は、想像に難しくありません。どうして背反的な力が働くのか、一方で廃れさせようとして、一方で救おうとするのだから、謎なのです。そして、その勢力は圧倒的に、体主霊従が勝っているのですから、また不思議です。ただ、上記の事を考えるに、以下の興味深い文章があるので引用致します。

 

 今地上のあらゆる所に、不満の雲がただよっている。しかし夢あふれる春と成就の夏が近づいて来る。
その到来は、神の子等がその自由意志を鍛える歩調に応じ、早くもなり遅くも成る。

-『シルバーバーチの霊訓』より-

 

 あやうく、霊主体従であった事を忘れる所でした。そして霊の世界とは、人それぞれの自由意志で動いている事を忘れました。

 もしかしたら、背反する働きとは言うものの、その力の原動力となっているのは、やはり人間の心かも知れないとも思います。また自由意志尊重の原則に乗っ取り、本来この様な所では、クドクド書くべきで無いかも知れません。これはあくまで自分の考えであると言う事です。

 最後に再び、日月神示を引用いたします。

 

●五つに咲いた桜花、五つに咲いた梅の花、どちら採る気ぢゃ・・・

-『日月神示』/岡本天明伝達より-

 

*アダムとイヴ*

 旧約聖書では、創世神話として人類の祖、アダムとイヴに神が知恵の実のなる樹を指し「汝この実を食べるべからず」として姿を隠してしまった。そこへまた狡猾なヘビが現れて、イヴをあの手この手で誘惑し、遂にその誘惑に負けて智恵の実を食べてしまう。という物語りが描かれています。これと同種の話しが霊界物語に描かれているのですが、これは現代にも当てはまるという気がします。

 それは王仁三郎氏は、その知恵の実を指して「体主霊従(ちえ)の実」という漢字を充てていたのです。フリーメーソンも象徴的に、ヘビを使う事があるらしく(後述の画像参照)なにやら、体主霊従に誘惑するフリーメーソン(ヘビ)と人間の自由意思に任せる神という感じが、何処と無く似ているのではないかという気がします。

 そして、神学者の言うような全知全能の神というのであれば、先ずイヴが誘惑に負けて、遂に木の実を食べてしまうのも予知するでしょう。しかし何故にこのような事をしたのか?これには計り知れない神策がある、と王仁三郎氏は説明しています。

 ここの様な人間的な推論では、訳の判らなくなる所がまた、この世を四角にしようと三角にしようと思いのままという艮の金神が、直女史の娘に懸かった悪神、偽日の出神の神示を出させるままに、ただ悪神の経綸だと批判するだけという矛盾にも似ている処です。

 次へ  前へ

昼休み4掲示板へ



フォローアップ:


 

 

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。