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<小6同級生殺害>事件前後の状況判明 教師たちもパニック
長崎県佐世保市の小6同級生殺害事件の発生前後の詳細な状況が判明し、教師たちがパニックに陥って、駆けつけた救急隊員に状況を説明できなかったため、殺害直後の鑑定留置中の女児(11)に説明させていたことが分かった。隊員はこれで、初めて事件を把握した。こうした状況の一部は25日の佐世保市議会でも取り上げられ、学校側の対応に批判の声が出ている。
事件は今月1日午後0時20分ごろ、市立大久保小3階学習ルームで起きた。女児が約15分後、血まみれで教室に戻ったことで6年の担任が気づき、学習ルームで倒れている被害者を見つけて「救急車」と叫んだ。学習ルーム近くの3年担任がこれに気づき、2階の職員室に駆け込んで「けがをした子がいるようです。救急車を」と連絡。阿比留蔵一教頭が2度にわたって119番した。
救急隊員の到着は同50分過ぎ。隊員は何が起こったのかを1階にいた数人の教師に尋ねたが「分かりません」と繰り返すばかりで、別の教師は「あそこです」と上を指さすだけだったという。
「詳しいことを知っている人はいませんか」と救急隊員が呼び掛けたところ、3階の階段付近で血だらけの女児を見つけ、1階の保健室に連れてきた教師が「います」と言って、その後移された隣の事務室に案内。女児が「私がカッターで切りました」と話し始めた。この教師もこの時初めて、女児が切りつけたことを知ったという。
阿比留教頭は「当時、何が起こったのか分からなかったので、結果的に女児に説明させることになってしまった」と話している。
25日の市議会文教厚生委員会で学校側の対応をただす質問があり、伊東芳郎・保健福祉部長は「教師もパニック下にあったことは理解してほしい」と釈明。鶴崎耕一教育長は「学校側に不適切な対応があったかどうか、消防にも確認したい」と述べた。
文教厚生委員会のある市議は「パニック状態であったことは分かるが、本当なら考えられない対応。きちんと経過を説明すべきだ」と話している。【川名壮志、倉岡一樹】
■事件前後の学校の状況( )関係者などの資料などによる■
12:15 授業終了。給食準備開始
12:20 女児と被害者が接触
12:35 担任が2人の不在に気付く
12:38 女児が教室へ。その後学習ルームへ
12:43 119番通報
教頭「子供がカッターでちょっと首なんかを切られたようです」
消防「状況は」
教頭「血がどろどろ出ています」
消防「まず止血をしてください。どうして切ったんですか」
教頭「その辺はまだ分かりません」
12:46 救急車出動
12:50 再度119番通報
教頭「まだですか」
消防「状況をもっと聞かせてください」
教頭「危険ですね。危険です」
消防「どの付近を切っていますか」
教頭「個所は分かりません。血まみれになっていますから」
消防「どんなもので切ったんですか」
教頭「カッターで切ったみたいです」
消防「自分でですか」
教頭「自分じゃないみたいです」
消防「どういう状況ですか」
教頭「そしたら状況を聞いてきます」
約1分後
教頭「手の甲をバァーッと切っています。首からすごい出血です」
消防「誰がけんかをしたんですか」
教頭「その辺は分かりません」
12:51 救急車到着 救急隊員が1階で教師5〜6人から事情を聴く
隊員「どこですか。状況は。説明できる人は」
教師「分かりません」(の繰り返し)
教師「あそこです」(と上を指さす)
隊員「あそこじゃ分からない」
教師1人が同行するが2階付近で「この上です」と言って階下へおりる
12:52 救急隊員が学習ルームへ
隊員「状況が分かる人は」
教師「1人います」
保健室で女児から事情聴取後、再び現場へ(毎日新聞)
[6月26日11時27分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040626-00001029-mai-soci