現在地 HOME > 掲示板 > 日本の事件10 > 934.html ★阿修羅♪ |
|
消費者金融大手「武富士」(東京都新宿区)を巡る電話盗聴事件で、警視庁捜査2課は2日午後、同社の武井保雄会長(73)を電気通信事業法違反(通信の秘密の侵害)容疑で逮捕した。
同事件を巡っては、先月14日に、同社元課長ら4人が同容疑で、同社元専務が同ほう助の疑いでそれぞれ逮捕されていたが、会長の逮捕によって、東証1部上場の有名企業による組織的な盗聴という前代未聞の事件に発展することになった。
調べによると、武井容疑者は、中川一博被告(42)ら4人と共謀のうえ、2000年12月ごろから翌年2月ごろまで、東京都世田谷区内のジャーナリスト山岡俊介さん(44)宅の電話回線に盗聴器を仕掛け、通話をテープに録音するなどした疑い。山岡さんは当時、武富士に関する疑惑を取材中だった。
武井容疑者は埼玉県深谷市出身。1966年に武富士の前身「富士商事」を創業し、74年に現在の「武富士」に社名変更した。その後、98年には東証1部に上場を果たし、昨年には経団連に加盟している。
武富士の今年3月期の営業収益は、約4190億円。貸付残高1兆6756億円は業界トップ。今年3月末で従業員は約3360人、無人店舗を含め全国に1892店を展開している。
(2003/12/2/16:00 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20031202it08.htm