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(回答先: とうとう逮捕:しかし闇金融市場拡大の引き金を引かないか気になる 投稿者 すみちゃん 日時 2003 年 12 月 02 日 19:07:10)
> 以前からいわれていた事件で、とうとう会長が捕まりました。
とてもショックです.思ってもみませんでした.
> 今年4月くらいの「日経ビジネス」に武富士批判記事が掲載され、
> 先週のフライデーに武井会長の「入れ墨写真」が掲載されるに及んで、
> マスコミへのリークがあるな、そろそろ逮捕は近いかなとおもっておりましたが。
そうだったんですか.何せTVも無い暮らしをしてるもので...
> 偉い人がどうなろうと関係ないですが、
> 現在の日本で消費者金融大手を叩くことが、
> 経済社会的にどういう意味を持つのかを、
> あまり考えたくありません。
前に私は「渋沢に代表される産業金融を動脈系と呼ぶとすれば,武井が創案し試みた
システムは静脈系と見ることができる」とし,「渋沢を日本資本主義の開き括弧である
とするなら,武井はその閉じ括弧である.」と書きました.このとき既に私はある意味で
今日のことを予期していたのかもしれません.岡田某のからむ外交官殺害の件もあり,
この2003年12月という時点は本当に記憶さるべき転換点になりそうですね.
つまり,私はある意味で「日本資本主義は終わった」と言ってるわけですが,別の言い
方をすれば,「銀行は既に国民経済に対してまったく不用なものになった」と措定する
ことができます.「銀行は天気のときには傘を貸してくれるが,雨が降り出すと取り上げ
る」と言われます.これが仮借もない事実であることは一点の疑問の余地なく証明され
ました.雨の日に使えないとしたら「傘」に何の「用」があるでしょうか?晴れた日にだけ
傘を開いて放射性の灰を撒き散らすキノコ=寄生体以外のなにものでもありません.
私はこの平成大不況を第2次太平洋戦争と位置付けていますが,予告なしに始まった
このリング上の死闘も既に10ラウンドを越えました.打ちのめされながらもなおふらふ
らと亡霊のように立ち上がってくる挑戦者に相手もそろそろ恐怖を抱き初めているので
はないでしょうか?(この死力がどこから湧いてくるのか?もちろん,日本経済の底力,
つまり損なわれていない生産力その他が残っているという見方もできますが,私には
むしろピラミッドの最底辺から上って来るもっと人間的な何かであるように思われます.)
この間,銀行システムに代わって完全に不全状態に陥った循環系に救急の点滴を乏
しいながらも注入できたのは紛れも無く勃興しつつあったサラ金だったわけですから,
(実際,官僚機構は無策というよりはほとんど犯罪に近い行為を積み重ねてきた)この
意味で武井会長などは国家功労賞をもらってもよいくらいの役割を果たしてきたとさえ
言えるのですが,(このような時にこのような役柄を演じ得たところにこの人の天賦の
才があります)もはや御用済みとなればこういう仕打ちを受けることになるのですね.
(銀行はよいとこ取りして手も汚さずに個人向無担保無保証人融資を自ら始めました.)
> 結果的に闇金融市場の拡大の引き金を引くのではないでしょうか?
闇金融市場はもう飽和したのではないか?つまり,絞りきってしまったのではないかと
思っていますが,足利銀行のことなどもあり,企業向け融資というのはまだこれからか
も知れませんね.これはもうはっきり地獄です.(市中銀行が企業向け無担保融資を
拡大するという流れもあるようですが構図として無理があります.共倒れします.)
> エンセンさん、お葱の里さん。 何かございませんか?
何もありません,てか(私のところは)ガスさえ止まってるくらいで...しばらくフロにも
入ってないので明日こそは水シャワーを浴びようと決意を新たにしているところです.(^^♪