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(回答先: Re: とうとう逮捕:しかし闇金融市場拡大の引き金を引かないか気になる 投稿者 お葱の里 日時 2003 年 12 月 03 日 00:44:34)
お葱の里様。
お呼び立てしてしまって申し訳ありません。
たぶん興味があおりではないかと思ったもので。
(前に私は「渋沢に代表される産業金融を動脈系と呼ぶとすれば,
武井が創案し試みたシステムは静脈系と見ることができる」とし,
「渋沢を日本資本主義の開き括弧であるとするなら,
武井はその閉じ括弧である.」と書きました.
このとき既に私はある意味で今日のことを予期していたのかもしれません.
岡田某のからむ外交官殺害の件もあり,
この2003年12月という時点は本当に記憶さるべき転換点になりそうですね.)
私は「予兆」を感じたので、しつこく書いたのです。
もちろん、あなたにも予感があったはずです。
だから以前の書き込みにも反応して引き出されてきたのでしょう。
(私はこの平成大不況を第2次太平洋戦争と位置付けていますが,
予告なしに始まったこのリング上の死闘も既に10ラウンドを越えました.
打ちのめされながらもなおふらふらと亡霊のように立ち上がってくる挑戦者に相手もそろそろ恐怖を抱き初めているのではないでしょうか?
(この死力がどこから湧いてくるのか?
もちろん,日本経済の底力,つまり損なわれていない生産力その他が残っているという見方もできますが,
私にはむしろピラミッドの最底辺から上って来るもっと人間的な何かであるように思われます.)
何かあるのですよね。
何なんでしょう。
人間は底辺でこそ本来の力を出せるのかな。
(この間,銀行システムに代わって完全に不全状態に陥った循環系に救急の点滴を乏しいながらも注入できたのは
紛れも無く勃興しつつあったサラ金だったわけですから,
(実際,官僚機構は無策というよりはほとんど犯罪に近い行為を積み重ねてきた)
この意味で武井会長などは国家功労賞をもらってもよいくらいの役割を果たしてきたとさえ言えるのですが,
(このような時にこのような役柄を演じ得たところにこの人の天賦の
才があります)
もはや御用済みとなればこういう仕打ちを受けることになるのですね.
(銀行はよいとこ取りして手も汚さずに個人向無担保無保証人融資を自ら始めました.))
彼も昔は無茶苦茶をやっていたみたいですが、
少なくとも現在の大手、準大手サラ金は実は多くの人から感謝されている面がありますね。
市中金融としては、そんなにひどい業者ではないという気がします。
行ったことはないのですが。
例えばお隣の韓国の市中金融ははるかにアナーキーですし、
日本の闇金もアナーキーです。
現在では、大手サラ金業者が貸し渋りを行っていますからね。
武井氏の逮捕の本質的原因については(直接の原因は新聞月刊誌で十分)、
お葱の里さんが書かれていたように、
銀行系のシステムにサラ金システムが取り込まれてしまったことで、
オーナー系が不要になってきたので,
追い出しにかかっているということでしょうね。
(闇金融市場はもう飽和したのではないか?
つまり,絞りきってしまったのではないかと思っていますが,
足利銀行のことなどもあり,
企業向け融資というのはまだこれからかも知れませんね.
これはもうはっきり地獄です.
(市中銀行が企業向け無担保融資を
拡大するという流れもあるようですが構図として無理があります.共倒れします.)
現在の準大手、大手サラ金業者利用者数は物凄い数です。
この層が、順次、闇金層に転落する予兆でしょう。
このあたりはグラフ理論で解析できるのでは。
横軸を金利(またはその対数)とし、
縦軸に利用者数(与信総額の方が良いかな)をとり、
各利率での平均返済原資と返済確率を一定に設定します。
その上で、サラ金レベル(サラ金金利)での与信総額を絞ったときに、
グラフ全体が高金利側にどの程度移動するのかは、
わりと容易にシミュレーションできるはずです。