現在地 HOME > 掲示板 > 雑談専用2 > 847.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: Re: 『無徴税課税国家』という新しい仕組みについて 投稿者 馬場英治 日時 2003 年 8 月 10 日 03:29:12)
馬場さん。 こんにちわ。
重層的信用創造、複利を「廃絶」するというとは、人間性を考えますとなかなか難しいですね。
人間には知恵があります。
株式担保による、共同マネタリシステムからの無対価金融を認めないということで、基本的に資金供給のパイプは細くなったわけですね。
住宅も同様。 人間はチューリップを対象にしてバブルを作り出せる動物なので、とりあえず廃絶までは考えなくとも良い(非常に難しい)と判断します。 廃絶はイタチゴッコになりそうですし、下手に活力をそぐ結果になるかもしれません。
しかし重層的信用創造および複利システムが経済社会の中枢にある場合に比べて、ずいぶんと進歩しており、災厄は縮減できる見通しが立ってきましたね。
この方面では「致命的」な問題はないと思います。
あとで考えることにして、英文の方にお進みになってはいかがでしょう。
次の大きな問題は以下の点だと判断しています。
(1) 無対価金融における信用供与の規律をどこに求めるか。 購入物の担保の範囲内なら無制限というのでは規律にならないですね。 もの凄いマネーサプライを生じさせるかもしれません。
(2) 政府支出の偏りや規律をどこに求めるか(支出の量と質の規律の問題)。
(2)についてはあっしらさんが提起をお始めになりましたが、私はとりあえず次の問題ということで良いかなとも思っています(ごめんなさい)。
もちろん失敗したら致命傷になりますが、政治および価値観の問題まで分け入ることになり、解決には次の「飛躍」が必要なように思われるからです。