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あっしらさん、
レス(http://www.asyura.com/0304/war30/msg/874.html)
有難うございました。
あっしらさんのレスを読みまして、あっしっらさんと意味のある討論を行うためには、あっしらさんの主要論文については読んでおくことが前提だろうと思いました。
ですから以下に数点述べますのは初心者のナイーブな疑問と思って頂いて結構です。あっしらさんは現在、イラク戦争の戦局転換にあたり大変お忙しいと存じますので、時間があるときにご返事頂ければ結構です。
1.「『労働者階級による世界革命』後の世界は、最善でも、現在の多くの国民が形式的主権者でありながら実質的には被支配者となるというものです。」 について。
確かにソ連・東欧圏がどのような社会であったかを見れば、多くの国民が「実質的に被支配者」の社会であったことは明らかです。しかし、トロツキーはスターリンとの権力闘争の中でスターリンが権力を握ればそのような社会になることを繰り返し警告していたと思います。したがって、ソ連・東欧の社会についてはスターリンの責任ではあっても直接的にはトロツキーの責任ではないと思います。トロツキーは少なくとも彼の主観においてはソ連・東欧圏のような社会をつくることに反対した人物であったと思います。この点いかがお考えですか?
2.「利権屋でありながら、世界的に普遍化すべき理念・価値観・制度・政策をきちんと持っているのがネオコンです。」について。
ネオコンの持つ「理念・価値観・制度・政策」とはどのようなものですか?トロツキズムと共通の内容があるとお考えですか?ネオコンが「産業国有化を持ち出し、それを社会主義政策だと位置づけ」ているということは始めて聞きました。具体的にはネオコンはどのような政策を打ち出しているのでしょうか?また反共意識の強い米国において「社会主義」という用語が反発無く受け入れられているのでしょうか?
3.「理論以前に、レーニンやトロツキーの金主(パトロン)が誰であったかを確認すれば、彼らの“素性”や“狙い”は推定できます。」について。
私は、レーニンやトロツキーは“真面目な”革命家だと思ってきました。したがって彼らに対する批判は、彼らの思想や理論に対して“真面目に“行うべきものと考えてきました。具体的に彼らのパトロンが誰でありそれを証拠立てる文献にどういうものがあるのか教えて頂けませんか。
あっしらさんは、マルクスについてもレーニン・トロツキーと同様のパトロンに雇われた存在とお考えですか?もし「マルクスは別だ」とお考えの場合、マルクスから何か学ぶものがあるとお考えですか?
4.「ネオコンは、否応なく喪失することになる米国の覇権性を最後に活用するかたちで『中東侵略戦争』を遂行しています。」について。
現在のジャーナリズムの常識的な理解は、ネオコンは米国一国による帝国的世界支配をつくろうとしている、というものだと思います。そのためジャーナリズムでは「アメリカ帝国」という言葉を使うことが増えています。あっしらさんは「アメリカ帝国」なるものは極めて時代限定的なここ数年の現象に止まるとお考えですか?