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世界中で虐殺を続けた英国が“最大の敵”マルクスを保護したとお考えですか?
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投稿者 あっしら 日時 2003 年 4 月 09 日 16:32:56:

(回答先: Re: 質問に対する見解 投稿者 きゃべ爺 日時 2003 年 4 月 09 日 08:54:51)


きゃべ爺さん、こんにちわ。

マルクスが国際金融資本家のエージェントであることには確信を持っていますが、それはパトロンが誰であるかはたいして重要なことではないと思っています。

マルクスの“悪”を暴こうとしているのは、世界の多くの良心的な人たちが、その誤った理論や価値観に縛られて敵を見誤った政治活動をしていることを憂えているからです。
きちんと経済論理や現実を掴めば解決できる問題が、そのために放置されたままになっています。

別にお金の入手先を云々しなくても、「資本論」や革命理論そのものが、国際金融資本家のエージェントであることを如実に物語っています。
(家具好きでそれを買い漁っていたことや女中まで雇って彼女に手を付けた話も有名なエピソードです)

産業資本家が労働者を搾取していることを困窮の原因とする理論はまやかしです。
マルクスほどの知性を持つ人であれば、剰余価値理論の誤りに気づかないわけがありません。その誤りに気づかないような人には、見事な資本制経済社会の説明体系である「資本論」を書くことはできません。
最重要テーマである利子論は、産業資本家の利潤配分の一つとして枝葉的な位置づけで論述されています。

マルクスが果たした役割は、労働者と産業資本家という対立構造を生み出したことです。労働者が雇用主である産業資本家を憎悪するように仕向けることで、根源的な敵である国際金融家(労働者を雇用する必要はない)が“安全地帯”にいられようにしたのです。


マルクスが、ドイツでの居場所をなくし、英国に渡り大英博物館で研究を重ねたことは有名です。

英国は、経済権益のために、北米大陸のみならずアジア・アフリカ・太平洋で虐殺と略奪を続けた国家です。

マルクスがロンドンにいた19世紀前半(1830年頃から1858年頃)は、そのような帝国主義活動の最盛期です。

マルクスが英国支配層を脅かす偉大な理論家で強力な革命家であったのなら、エージェントによって虐殺されたと考えるほうが素直だと思っています。


>マルクスにパトロンがいたなどというのは荒唐無稽な与太話

あなたが書かれたことは私も知っている内容です。
マルクスを“神話”化したい勢力が書いた内容を根拠に、「マルクスにパトロンがいたなどというのは荒唐無稽な与太話」だと断じられても苦笑するしかありません。

19世紀中盤の英国で大英博物館に通い詰める研究活動ができ、数々の出版もできたという“現実”が何に支えられていたかをまじめに考えるべきです。


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