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Re: マルクス理論は「学問体系」ではありません
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投稿者 きゃべ爺 日時 2003 年 4 月 12 日 00:11:35:jfzS9MOte8/0k

(回答先: マルクス理論は「学問体系」ではありません 投稿者 あっしら 日時 2003 年 4 月 10 日 18:57:43)

あっしらさん,丁寧なレスありがとうございます.

しかし,どうもこのままでは果てしない不毛な揚げ足取りの応酬になってしまうのではないか?という危惧も感じます.あっしらさんには,「国際共産主義運動は国際金融資本の策謀である」という確固たる信念があるようにお見受けします.私の方は「マルクス個人」がたとえばロスチャイルドから金を受けとるようなことはしていないという単純な事実を述べているに過ぎません(私にはマルクス主義を擁護する意図も能力もありません).その「事実関係」について言えば,私自身は「そんなことは(あらゆる状況証拠から推定して)あるはずがない」と確信していますが,それを実証することは原理的に不可能※ですから,あなたを説得することはおそらくできないと思います.むしろ反証は容易です,小切手を1枚発見するだけでよいのですから.世の中には,シオン議定書などのような手の込んだものがあるくらいですから,そのうちどこかから現れるかもしれませんね(^_^).私が意図しているのは,マルクスという「偉大な思想家」を謂われも無き中傷から擁護したいというだけのことです.いずれにしても,議論がまったく噛み合っていないのは明らかです.(仮に共産主義のスポンサーが国際金融資本であることが事実として確定したとしても,その運動の中の一個人が金銭面において清廉潔白であることはなお可能です.しかし,あなたはそれでも満足されませんね.) 見通しはありませんが,このまま打ち切ってしまうというのも後ろ向きかと思われるのでもう少し続けてみます.

※命題Aが成立しないことを証明するためには,単にその反例を1個挙げればよい.上記の場合なら,小切手1枚が十分な反例となる.あるものが「存在しない」ことを証明することは一般に不可能である.あるプログラムにバグが無い(つまり完全なプログラムである)ことを証明する一般的な手続きは存在しないことが証明されている.かぐや姫が求婚者に与えた課題はこのような不可能問題の一例である.かぐや姫はもちろんそれら(火鼠の皮衣,仏の御石の鉢,龍の頸の玉,燕の子安貝)がこの世に存在しないものであることを知っている.(ダイアモンドの価値はその希少性にある.存在しないものはこの意味で無限の希少価値を有する.)求婚者たちは周知の方法でこの難問を解決した.(イラクの大量破壊兵器査察問題はもっとも最近に起こったこの問題の緊迫した実例である.)

> そこそこのブルジョアでしかなかったエンゲルスが、第一インターナショナル(国際労働者協会)の資金まで負担できたとお思いですか?

< 私は「エンゲルスが第一インターのスポンサーである」とも何とも主張していません(そのあたりのことはまったく知りませんので).

> マルクス派が無政府主義者やサンジカニストと熾烈な闘争を展開をした第一インターナショナルにはマルクス一家の生活費とは比べものにならない資金が投入されています。

< 一個人の家計費とは比較にならないとしても,それほど巨額のものであったとは思えません.もし,そうであったとしたら,(仮に敗北が必至であったとしても,外形的に)もう少し違う見え方(パッとしたもの)になっていたのではないでしょうか?

> そのお金がどこから拠出されたか考えてみてください。

< 私の想像ではこの当時の運動は,それほど(外部資金を要するほどに)大規模なものではありません.つまり,(ドイツ革命の経緯とその結果は,イギリスを)恐怖させるほどのものではなかったということでしょう.

> エンゲルスは、パトロンというだけではなく、革命の同士です。

< もちろん.

> エンゲルスをもって、マルクスが国際金融家のエージェントだと言っているわけではありません。

< もっと有力な金主がいるということですか?

> マルクスやエンゲルスは、科学・芸術・思想家ではなく、革命家なのです。

< 彼らが革命家であるということには同意します(本人らがそう言っている以上).しかし,「...ではなく」という部分には不同意です.

> 彼らは、建前としては、資本家の搾取や支配を終わらせる運動を行なっていたのです。

< 建前ではなく,本気で,命を懸けてそれをやっていたと思います.

> 自分の身包みを剥ごうとする人物に支援をする奇特な人はいないとはいいませんが、そのような危険人物を排除したいと考える人は数多くいます。
そのような危険人物が、つい目と鼻の先をうろちょろしているのですよ。

<どこかで聞き覚えがある... 「勝共連合」などが拡声器を使って大声で唱えている説?のようにも聞こえてしまうのですが...

> これは、たいして影響力を持つわけでもない革命家が世界各地でどれほど虐殺されたかを考えればわかることです。

< 「たいして影響力を持つわけでもない」という点にはやや抵抗を感じます(もちろん私のことを言われているわけでないことくらいは分かりますが).

> マルクスは革命家であり、革命理論を補強するために経済学批判を行なったのであり、新しい経済学を樹立しようとしたわけではありません。(「資本論」の副題は“経済学批判”です)

< 成り立ちからすればそう言えるかもしれません.マルクスの意図を代弁することはできませんが,私はまったく新しい科学が確立されたと考えています(むろん既存知識の継承という側面もあります).経済学は(人文科学を含む)科学の一部です.マルクス主義全体を科学と呼んでいるわけではないので,ご注意ください.科学的社会主義という言い方もありますが,「イデオロギー」はどこまで「科学的」であったとしても(科学を援用していたとしても),「科学」とは呼ばれません.

> マルクスは、自分の価値観や世界観を“善”と主張し、自分が理想と考える世界を作り出すためであれば、暴力的手段を使ってもそれを遂行すべきだという考えを持っていた人です。

< そうですね,いわゆる暴力革命論.もうひとつ,プロレタリアート独裁という観念もあります.これはいくつかの国で実践され,「権力は腐敗する,絶対的権力は絶対的に腐敗する」という格言に新たな事例を付け加えることになりました.

> 剰余価値説という誤り(まやかし)は、「時代的な限界」によって生じる性格のものではありません。

< 私は剰余価値説が誤りであるとは考えていません.

> 「資本論」の最大の偉業は、剰余価値説にあるというのがマルクス主義者のあいだの通説です。

< 多分.

> それがまやかしであり、それが労働運動や政治運動を大きく歪めていることを問題視しているのです。

< このあたりから議論がすれちがってくるようです.

> ところで、あなたは剰余価値説は誤りだとお思いですか?

< 私は前回にも書いていますが,不完全なものは誤りであるという立場を取りません.現時点における私の理解は次のようなものです.一般に商品の価値はその商品を生産する費用によって決定されると考えられますが,この意味で労働力の商品価値は,その労働力を再生産するための費用,すなわち労働者とその家族の生活費用であると言えます.ここで,それと独立にその労働力によって生産される商品それ自体の(交換)価値を考えたとき,それらの差額として剰余価値が捻出され(資本家の懐に入)るというものですね.この理論それ自体は基本的に(時代的制約の範囲内で)妥当だと思います.しかし,製品を加工する際の付加価値がその製品の加工に要する労働によってのみ規定されると考えるのは,(少なくとも現代においては)いろいろと無理があります.一例として音楽CDに音楽を焼き付ける工程を考えます.これはもしかすると全自動で実行可能かもしれません.機械を使用するための費用は,機械を製造するための費用+エネルギー費用+等々からなりますが,これらもすべて分節していけば最終的にはそれらに要する労働力費用の総和であると言えないことはありません(地代その他の話は省略しています).ところで,オートメーションは進化した機械ですが,我々はむしろそれらをロボットと呼んでいます.ロボットは剰余価値を生み出すでしょうか?ロボットが労働者のライバルになりつつあるという現実から考えても,その答えは(剰余価値説を仮定すれば)イエスということになりそうです.もう一つ重要な点は音楽CDの価値はCD素版上にレーザーによって加工された物理的なピット(これは機械的な工程を含めて,労働による直接の産物と言ってもよいでしょう)ではなく,むしろその音盤の上に存在する「情報」であるという点です.この情報の持つ価値はどう見ても,付加された労働(力)によるとは言えません.情報という商品の特殊性は複製に要する費用がきわめて小さい(それ自体はほとんどゼロとみなしてよい)という点です(ここからコピーライトという考え方が生まれるわけですが).明らかに剰余価値説(資本論)はこれらの点を(時代的制約のゆえに)見落としています.

> (マルクスの人物像よりも、理論のほうをより問題視すべきだと思っています)

< 私の課題はマルクスの人格に関わる嫌疑を払拭し,弁護することでした.

> 別に金融資本家から金を受け取っていても、汚れた金を受け取ったというわけではありません。
> 前にも書きましたが、国際金融家が支配する世界が善だと考えていれば、彼らからお金を貰うことはまったく問題ありません。
> 仮に、国際金融家を打倒するための運動に国際金融家から金をせしめたとすれば、それはそれで見事なことです。

< 聞いたことはありませんが,有り得るでしょうね.政治的変革期に外部資金が導入されるという事例には事欠きません.自民合同のときの政治資金が米国から出ていたことは公然たる秘密です.明治維新の際,薩長は英国商人グラバーから武器を延払いで購入しているようですし,日露戦争の戦費はロシアのユダヤ銀行家からの借款で過半を賄ったと言われます.しかし,これらはそれぞれ単発のトランザクションであり,世界史を支配する国際金融グループによって数世紀にわたる超長期プログラムの一環として目的意識的に実行されたというような性格のものではありません.

> マルクスは国際金融家のために政治運動や著述活動をし国際金融家から支援を受けていたといっているだけで、汚れた金を受け取ったと非難しているわけではありません。

< 私はそのような事実はそもそも存在しなかったと断定します.

> マルクスを労働者の救い主のように考えるのは愚かであり、「資本論」は主敵を見誤らせる説明体系だと主張しているだけです。

< それはあなたの主観ですから,結構だと思います.

> 「暴論」といわれるのなら、そうではないという理論をご提示ください。

< 労働者の搾取が強化されているというのは,現実です.ベースアップゼロどころか,賃下げが強行され,無報酬の時間外労働が強要され,大量解雇によって放出された失業者は巷に溢れています.就業形態も不正規・短期雇用が拡大し,それ自体きわめて不安定で貧困な社会保障からさえも制度的に締め出される階層が増加しています.派遣等被雇用者のピンハネ率(搾取率)は30〜50%に及びます.全産業構造の中で派遣事業だけが突出して急上昇しています.社会は思いもかけず新奇で妙に明るくスマートなネオ奴隷制の時代に入りつつあるように見えます.これらは金融寄生論ではカバーできません.
< 下請け業者は労働者のカテゴリに入らないかもしれませんが,彼ら中小事業主の窮状はお聞き及びの通りです.実数は分かりませんがおそらく2万人を超えるホームレスは平時における(国連の手も届かない)内国難民です.自殺者の数を戦死者のうちに数えるとしたら,失業者の軍団は実弾の飛び交う戦場の真っ只中で塹壕に立て籠もる兵士でしょうか?この辺りになると,逆に古典的搾取論ではカバーできないかもしれませんが...

> “資本”が利潤を獲得できない世界経済構造になりつつあることの認識が極めて重要な時代になっています。

< その点には同意できますが,それは労働者の(実質的な)権利剥奪と並行しています.

> 奴隷的搾取や前近代的搾取そして被搾取意識と、近代的利潤(「資本論」などで言われる利潤)とは論理的に性格が異なるものです。

< 産業資本による直接的な「搾取」と金融資本による間接的な「寄生」ではまったく性格が「異なる」ものであるという点に関しては異議はありません.「寄生」という収奪形式の最大の特徴は,その不可視性(無痛性)と自動性にあります.しかし繰り返しになりますが,近代的な搾取が解消したわけでも消滅したわけでもありません.※税制を比喩に取れば,寄生は間接税,搾取が直接税に対応します.状況としては直間比率が間接側にシフトしながら,全体としては増税が進むという趨勢です.

> だからこそ、「資本論」という理論的説明体系が成立するのです。

< あなたの論法に(私が)慣れていないのか?意味不明.※

※読み直しているうち,ようやくあなたの言わんとしていることが見えてきました.このメールは長くなってしまいましたので,別便で書くことにします.

> 国際的な利益が利潤の源泉であることや近代経済システムの世界化を推進してきた主体は誰なのかを認識しなければ、「デフレ不況」の解消も、「近代」の超克もできないのです。

< そのあたりはお任せします.

> 剰余価値理論が時代の制約で生み出されたものではないことは、「資本論」全体を読めばわかることです。

< 前述↑.

> 剰余価値理論を“真実”だと考える人には、あれほど優れた理論体系である「資本論」は書けないと主張しているのです。

< マルクスは「資本論」を書いているわけですから,「剰余価値理論を”真実”だと考える人≠マルクス」だとおっしゃるのですね?

> 剰余価値理論は、枝葉部分ではなく、「資本論」の根幹なのです。

< もちろん.

> ケインズは経済政策論学者であって、経済原論(資本制経済の運動論理)学者ではありません。

< 私の認識とは異なります.

> ケインズはマルクスと比較できるほどの知性の持ち主ではなく、ナチスドイツは、ケインズ理論に先行してケインズ的経済政策を実施して成功を収めています。

< 比較することに意味があるとは思いませんが,私は同程度には重要であると評価します.(私の印象ではマルクスは一つのことしかできない努力型,ケインズは口八丁手八丁の早熟な天才ですね.)アダム・スミスを別格として,マルクスの描いた「崩壊する資本主義モデル」に拮抗して,ケインズの「持続可能な資本主義モデル」が対置されたと考えます.あっしらさんのご意見ではどちらも不要であるどころか,有害であったということになるのかと思いますが,私には考え及びません(これらを排除してどんな処方箋が可能なのか?)ナチスの完全雇用政策というのがどのような内容のものであったのか私は知りません.国家社会主義と称しているくらいだから,社会主義システムの方法からヒントを得ていることは間違いないと思いますが.もちろん現実に成功を収めているのであれば,一時的にであれ正しかったということになるでしょうね.

> ケインズも国際金融家のエージェントであり、国家に借金をさせて、その返済を国民に負わせる重犯罪にまやかしの理論的正当性を付与しただけです。

< 存じませんでした!

> どういう妥当性を持っていたとお考えなのかご提示ください。

< マルクスが階級対立を「資本家と労働者」という2項に絞り込んだという点です.19世紀後半英国社会における金融資本,とくに国際金融資本と呼べるものがどの程度の発展段階にあったのか正確には把握していませんが,マルクスが意図的に資本家から金融資本家を除外しているということは(少なくとも文献的には)ないと思います.つまり,ブルジョアジー打倒と言ったとき,その中には疑問の余地なく金融資本も包摂されます.(私は経済学に無知なので,断定的なことは言えませんが,この段階では金融資本というより商業資本と呼んだほうが妥当なのではないかという気もします.)

> 的外れの反論です。
> 当時の英国支配層は、強欲のために意識的に世界各地で虐殺と略奪を続けていたと言っているのです。
> そう人たちが、自分たちの牙城で自分たちの身包みを剥ごうと主張する危険人物を放置するでしょうか?と問いかけたものです。

< イギリスは(当今の米国とは異なり)法治国家であったと認識しています.(対外的にはアヘン戦争の例を引くまでもなく,おっしゃる通りだと思います.)

> (英国を中心とした西欧諸国の虐殺と略奪は、当時から認識されていました。インドや中国でどのような運動が起きたのかご存知ないのですか?幸徳秋水など少数ですが日露戦争を侵略と考え反対した政治勢力も存在します)

> 植民地主義の中には明らかに(白人優位の)人種差別主義的要素があります.マカオが中国に返還されたとき,私はこれでついに(ようやく)地球上から植民地が根絶されたのだと思いました.つい最近それが再び悪霊のように地上に出現したのを見て,深く落胆しています.

> この当時の英国は、マルクスの著述にも書かれているように、過酷な児童・婦人労働がはびこり、民主主義(普通選挙制)も確立していません。
> そういう英国支配層が、つい最近まで“最大の敵”としてきた共産主義の創始者マルクスにどうして庇護を与えたのかという疑問を提示しているのです。

< 「庇護を与えてきた」というのはあなたの立論の前提であり,結論です.それに疑問があるのなら,廃棄されたらいかがですか?

> 「ペンは剣より強し」という言葉を引用するまでもないことですが、彼の前歴や著述内容はわかっているのですから、「マルクスはこの期間おとなしく机に向かっていました」という反論には苦笑せざるを得ません。

< 机に向かっているだけの人を殺したら,単なる殺人になってしまいます!

> ドイツはなぜ彼を放逐しようとし、英国はなぜ保護したのかを、第二次世界大戦までの歴史と照らし合わせながら考えることをお勧めします。

< 私は英国がマルクスを(格別に)保護したとは考えていません.

> スターリンやレーニンは、マルクスの正統で優れた後継者だということが偶像視される大きな根拠でもあります。
> マルクスは偶像視を求めてはいませんが、マルクス主義者の最高の偶像対象はマルクスだと見るのが妥当と思っています。
> 旧共産圏諸国で、マルクスの胸像や肖像画そしてマルクスの名前を冠した諸施設があったことをご存知ないのですか?

< それはマルクスがやったことではありません.私が問題にしているのはあくまで「マルクス本人」です.

> (失礼ながら、まじめに笑ってしまいました)

< 「地と図」という概念はご存知かと思いますが,たとえばルビンの描いた騙し絵にワイングラスのようにも見え,一対の向き合ったシルエットのようにも見えるというのがあります.視点の違いです.(そこには,過去の経験・知識・情報の差異も作用しているとは思いますが.)

> そのようなご認識は、現在イラクで英米支配層が行なっていることを、「人間と真理への比類のない愛だ」と説明するのと変わらないものです。

< 理解できません.

> 当時の英国支配層は、今よりもエグイことを世界各地で行なっていたのですよ。

< それでは,説明になっていません.

> 諸条件を捨象した「命題」を提示しても意味がありませんよ。
> マルクスの前歴や著述内容、そして、彼の現実的影響力がどの程度のもので、彼が亡命し生活していた場所がどこであったかを捨象して命題を立てても無意味です。

< 諸条件は暗黙に含意されます.合同ではありませんが,相似形として(縮尺は不明です).

> 阿修羅が虐殺されないのは、サイトの存在を知っている人はわずかであり、彼の存在そのものを知っている人はさらにわずかであり、重要なのは阿修羅サイトにそえほどの影響力があるわけではなく現実的脅威もないからだと考えることができます。

< 程度は分かりませんが,阿修羅に対する攻撃は明白であるように見えます.(私が)勘違いしてますか?

> (たかだか数千人が眺めているサイトであり、あれこれどぎつい非難はあっても政治運動を呼びかける投稿は皆無です)

< 数千というオーダーは「ジャーナル」の基盤としては十分です(文学界,群像などの純文学誌がこの帯域).確かに身銭を切って購読しているわけではないので,読者の質の面でのバラつきがあるのは避けられないとしても...現世界の危機的な状況(第3次世界大戦勃発か?のような)を見たら,マルクスはなんと言うでしょうね?彼は,共産主義が世界史の舞台に初めてその巨大な体躯をもって登場する時は,資本主義発展の最終段階,資本主義が最高の成熟度に達した段階であると想定していた節がありますから,「これ,これ,これを書こうとしてたんだよ」と言うかもしれませんね.でも,それからまた続編を書くのに30年...ですか?そのときには,もう終わっています...

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