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140972 中国 中距離ミサイル試射
ロシアから最新鋭戦闘機大量購入も
中国は台湾海峡有事を睨み、空軍力の近代化に乗り出した。
ロシアを訪問した中国対外貿易経済協力省高官はモスクワで会見
し、
「中国はロシアとの間で軍事協力を拡大させることを確認した」
と発表。
これに関連してロシアのインタファクス通信は、中国にスホイ
30MKK戦闘機を28機売却する契約が調印される見通しだと
伝えている。
現在、中台間の空軍力バランスは、中国側に旧型機が多いこと
から質の面で台湾が優位とみられている。しかし、高い経済成長
を背景に中国の空軍力近代化は急ピッチで進み、2005年頃に
は勢力が逆転する可能性もある。
ワシントン・ポスト8月23日付は米情報当局者の話として、
中国は最近、多数の囮の弾頭を搭載した中距離ミサイルCSS5
を試射したと報じた。囮弾頭は、米国などが開発、配備を急いで
いるミサイル防衛による迎撃能力を挫くのが狙いとみられている。
試射されたのは、八月初旬。中国南部のミサイル基地からの
発射、更に、約2080キロの飛行と中国西部への着弾が追跡
されており、着弾地域の軍事衛星写真は、6、7個の囮弾頭の
存在を示した。
軍事専門家は、この囮弾頭は、中国が、台湾や日本で模索され
ている戦域ミサイル防衛を打ち負かす準備をしている兆しとみて
いる。
中国は1990年代後半から旧型CSS2ミサイルをCSS5
に転換し、8月初めの試射に用いられたCSS5はMod2とし
て知られる改良型。CSS5は、30万トンのTNT火薬に相当
する核弾頭を搭載することが可能。
(平成14年9月25日号)
『国民新聞』
http://www.kit.hi-ho.ne.jp/kokumin-shinbun/140972missile.html