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(回答先: Re: 政治家の仕事とは 投稿者 ぶらり派 日時 2002 年 8 月 17 日 05:23:14)
>その結果、問題になっているように、道路の野放図な拡張と
>「道路公団」の莫大な債務を生みました。
道路公団の話にはウソが多いと思いますよ。私はあの問題に
ついてはずいぶん前から知っていましたが、道路公団を批判す
る評論家・政治家たちの詭弁に騙されてはいけません。
確かに道路公団は、自分が出資して作ったいくつもの株式会
社にサービスエリアなどの収益を蓄積させ、そうした黒字会社
に道路公団からたくさん役員を天下りさせるようなことをして
いました。道路公団の巨額の赤字と子会社のような出資会社の
黒字の対照が際立ち、公団がずるく一方で借金を増やしながら
自分たちはうちわで国民からとったサービスエリアなどの独占
収益を自由に山分けしているとされたのです。
それはそれとして、「道路料金をとりながら巨額の借金を増
やし続けているのは経営の失敗であり、それが国民に未来に渡
る多大な迷惑をかけている」という理屈は基本的におかしな話
です。
そもそも道路の建設というのは社会的インフラ整備に関わる
行政上の公益事業なのであって、利潤を追求する私企業のある
施設や運送機関の建設・管理事業とはまったく異なるものです
。
だから経営原則も一般企業とは全く異なり、行政上いつどこ
でどれだけ道路を建設するべきかが問題なのであり、徴収した
道路料金との兼ねあいなどほとんど問題ではありません。税金
からの出資金額が足りなければ借金という手段をとるのも役所
と同じで行政上の決定次第であって、一般企業のように営利事
業の健全経営の観点とは最初から無縁です。
だから道路公団の財務状況を営利企業の経営の視点から批判
するのは的外れなのです。この基本的な過ちの行き着く先が「
道路公団民営化」なのです。
参考意見
投稿者 経営コンサルタント 日時 2001 年 12 月 06 日 22:12:40:
猪瀬直樹の論文「日本国の研究」のうそについて
http://www.asyura.com/sora/bd15/msg/606.html