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(回答先: Re: 日本の交通体系(道路・空港・鉄道)は米英多国籍企業が買収を準備しています。 投稿者 ほくめん 日時 2002 年 8 月 20 日 22:51:38)
ほくめんさん、こんばんわ。
まず、空さんの論旨を理解されていないレスだと思われます。
空さんは、財政は破綻していいとか、高速道路を造れとかという趣旨の投稿をされたわけではありません。
基本的には、日本に80年代以降急速に広まった経済価値観(新自由主義)に対する批判とそれがもたらす災厄に関する警告です。
大変失礼な言い方ですが、あなたのような“民営化論者”や“新自由主義者”の支持者が広がれば、小泉総理の目指すトンデモ「構造改革」が進み、日本経済はさらなる災厄にみまわれます。
>そうさせないためには、巨大な債務に沈没しそうな日本政府の財政の健全化が必要
>で、道路公団の民営化はその中の1つでもあり手始めともいえるものでしょう。
巨大債務で沈没するわけではありません。巨大債務の処し方や経済・金融政策を誤ることで沈没するのです。
長期的には財政の健全化は不可欠ですが、今はそれを実行に移す時ではありません。
民営化できるということは、高速道路は商売になるということです。
それならば、収益を国庫に入れるほうが長期的には得になります。
>繰り返すますが、日本経済の復興に貢献した道路公団の民営化は時代の流れで、自民
>党の抵抗勢力の主張する9342キロの高速道路計画の建設続行は、大半が赤字との試
>算がでて判明しています。
これはご指摘の通りで、総合的な交通体系の見直しをした上で、高速道路の位置づけと優先度を明確にする必要があります。
空さんは、きちんとした論理的な説明をしないまま「道路公団の民営化は時代の流れ」と言うことを批判しているのです。
>これは国と地方で650兆円以上ある巨大な債務のために、沈没寸前状況の日本経済
>に、ますます巨大な重石を乗せるもので、やってはいけないことは小学生が考えても
>わかることでしょう。
650兆円が日本経済を沈没させるような重石になってしまう政策を実行してはならないということです。
650兆円ができるだけ少しでも軽くなる政策を実施しなければならないのです。
それを小学生が考えるのは難しいので、大人が真剣に考えなければならないのです。