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(回答先: 死刑に犯罪抑止力があるかどうかは、それ自体、充分議論に値する問題だと考えます。 投稿者 ダイナモ 日時 2009 年 1 月 11 日 19:41:58)
簡単に言えば、「死刑を嫌だ」と思い、死刑を意識した時点で、リスクは回避したいと思うのでしょう。
計画を考えたとしても「良い考え(=絶対にばれないというアイデア)」が思い付かない場合には、犯行にはおよばない(=およべない)のなら、その時点で、抑止力が働いているのではないですか?
まさか、全ての計画者が「他人が見たら杜撰に見える犯罪」を「絶対にばれない完全犯罪と思い込む」ということはないでしょうし、全ての計画者が「絶対にばれないと思い込めるアイデアにたどり着く」ということもないですよね。
このKの意見が崩れなければ、その時点で、計画は発案の段階で、それなりの抑止力が発揮されているということになります。
さらに言えば、ある人が殺意を抱いても、「完全犯罪など考えるだけ無駄だ。下手すれば死刑だ。」という気持ちで、打ち消されるのなら、それだけで、抑止効果はあるといえるでしょう。
つまり、万引きの抑止レベルの話で、ごく普通の常識的判断能力のある人のレベルにおいても、「常識の範囲」もしくは「死刑への嫌悪感」という意味において、抑止力はあるのであり、この部分は、「その他の刑罰との抑止力の効力」との比較関係しか意味はないでしょう。
多くの人は、「良心の呵責」もありますが、「刑罰」の回避のためにも「犯罪を思いとどまる」のです。
で、多くの人が「裁判の時には、死刑だけは勘弁してください」と思い、そのように訴えると言われていますから、終身刑より死刑の方が、嫌がられると考えられます。
多分ですが、よほどの変人さん以外は、「無期懲役ではなく死刑を望みます。」とはいわないのでしょうから、他の量刑よりは抑止力は高いと判断するのが妥当だろうと思いますよ。