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(回答先: 影の闇殿の主張する「南州残影」の執筆の動機は、だいぶ???疑問であることを検証。 投稿者 Ddog 日時 2008 年 6 月 19 日 02:12:13)
Ddogさん、こんにちは。
横レスにて失礼いたします。
>私の記憶では天皇陛下の憲法擁護発言があったのは2006年の正月の年頭の挨拶であったと思う。今上天皇陛下は国民の象徴であることを憲法で規定されているのだから、当然のことを言ったとの印象であった。昭和天皇も戦前から順法主義者の姿勢は一貫されていた。今上天皇が、平成6年以前に憲法擁護発言をした資料は検索できなかった。影の闇殿の曲解する説は、どうも根拠が薄いように思える。
影の闇氏が指摘している「現天皇の憲法擁護発言」とは、1989年、即位後の朝見の儀における発言『国民と共に日本国憲法を守り、国運の一層の進展と世界平和、人類の福祉の増進を切に希望して止みません』のことでしょう。
これを右翼の論客達がどう受けとめたのか推測が難しいのですが、何かしら“思想家”江藤淳の心中には突き刺さるものがあり、江藤淳なりの折り合いのつけ方として上梓したのが『南州残影』(1998)ではなかったのではないか、そう推論することは可能でしょう。つまり、影の闇氏の言説はその時点で“思想家”江藤淳が抱懐していただろう文脈(思想)に基準した考察であり、曲解とは少し粗雑な論評の感を禁じ得ません。
Auf Wiedersehen.