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(回答先: Re: それは銀行の通常の信用創造の話と同次元な話だべ〜 投稿者 藪素人 日時 2008 年 10 月 31 日 20:09:53)
>銀行自体が信用創造するちゅうのは、そのとおりで世界の信用創造量は健全な状態では実際のお札の量の通常は10〜20倍ぐれえでないかえ。それがマネーゲームの結果たとえば信用創造が100〜500倍ぐれえに膨らんだが、憑き物が取れて通常の状態に近くなった。
>それはそれでいいが、その過程で、実際の印刷された現生の紙幣が一般投資家の手元から半分ぐれえ消えちまったんでねえか。これは投資家にとっては実損で、マネーゲームで膨張した信用が消し飛んだ次元とはまた違う(このレベルなら勝者も敗者のねえ。ゲーム参加者全員で架空資産創造遊びをしていただけだ)。その投資家の手元から消えた現生の印刷紙幣の行く先を拙者は想像しておる。
上の部分での信用創造ですが、これは銀行が預金者から集めた金を貸し出しするときは
預金準備率で決められた金額を日銀に預けなくてはなりませんので準備率が10パーセントの場合は100万円の預金が定期で積まれた場合 日銀に10万円を預け、貸し出しにまわすカネは90万円ということになります。この状態ですと信用創造では10倍までいきません。100倍、500倍は決してないということです。
それから通貨は市中では適正量を必要としますが、偏った所持をすればデフレという形になり失業者が増大します。そのとき市中には貨幣があるにもかかわらず貨幣所持が偏っている。それが現在の状況、不況色です。
>その投資家の手元から消えた現生の印刷紙幣の行く先を拙者は想像しておる。
この部分の問題ではこの投資家は証券市場で自らの資金で株の売買に加わっているわけです。つまり株は売り買いが成立しないと纏まらないものです。この投資家の資金は買い手の懐に入っているわけです。もしこの株がその後下がっているのであれば売り手は売り逃げをしたわけです。そしてこの一人の投資家が全体の株値を上げると同時に、下がり局面で手を出しているとすれば売り手に儲けさしたというだけです。