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(回答先: Re: 投資家の手元にあった資産がどう変化したのかちゅうことじゃ 投稿者 藪素人 日時 2008 年 11 月 05 日 18:26:32)
>藪素人さん どうもです。
質問の意味をKが取り違えていなければですが、バブル経済が長かったので、資産が暴落したのであって、誰も損をしてはいないけど、でも、精神的には大多数の人が損をしたと思っているということです。
解説になるかどうか疑問ですが、一枚の絵があったとして、本当の価値は「落書きをしてしまった紙」と思えば、資産価値は「これから情報を書くことができる紙以下」といえるかもれません。
しかし、その絵が欲しいと思う人が「10万円で買う」と意思表示した瞬間に「その絵は10万円の価値を持つ」のです。
バブル期は「何に対しても価格の取り引きが、実質的な価値より膨らんで取引されていた。」のでしょう。
例えば、南アフリカドルなら、現在の金利は6.0%(イーバンクの普通預金金利)
です
http://efantasia.ebank.co.jp/gaika/interest/
この金利なら、日本で1.0%で一億円借りて、南アフリカドルとして預金して、一年後には500万円の利息の差益で儲かるという計算になるので、多くの人が「それを目論んだのです。」
これは、銀行から実際に1億円という札束が支払われるのではなく、電子決済が行われるだけですが、その根拠は「皆さんの貯金」ですから、実際には紙幣が増えるのではなく、借金による「マイナスのマネー」が出現しただけで、これが無事返済されれば「つじつまは合う」のですが、仮に返済されなければ「不良債権」となります。
これは、元々は「金がないところから、金を生み出そうとした人が借りたのですから、目論見が外れれば不良債権化する可能性が高い」ということですが、現実には銀行も「その人の返済能力を考えて借金を許可する」のです。これが「信用取引」です。
しかし、今回、サブプライムローンの不良債権から「世界が信用取引の危険性に気付いたので、みんなが一斉に信用取引によるリスクの回避」に走ったのです。
これによって、銀行から出ていた「マイナスの流通通貨」が銀行に返されることになったわけですが、これによって、全世界のデータ上の流通通貨が減少したのです。
今までは、マイナスの通貨の膨張バブルによって「幻のインフレ」が世界経済の実態だったのです。
これは、消耗品ではなく、コレクション等の「未来への販売目論見額にたいしての「幻のインフレ」なのですが、リスク回避のために銀行に資金の返済が行われて、急激にインフレが解消されて、本来の取引価格になった訳です。
まあ、この辺まで説明すれば後は大丈夫でしょう。
では、では