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(回答先: 良い方向性になってきましたが、いくつかの問題点があります。 投稿者 考察者K 日時 2007 年 12 月 31 日 09:06:41)
ベーシックインカムには、どうしても「甘やかし」の要素も入ってきてしまいますので、
人間本来の「善意」というか「活動への欲求」に期待する部分が多いのは事実です。
「飢餓」への恐怖をムチにして、「人を働かせる」世の中は終わりにしようではないかという
文明進化論的なアプローチなのです。
お医者さんなんか、現状でも、非常に割りの合わない労働環境で働いていらっしゃる方々が多いですが、
これは、おそらく、「飢餓への恐怖」ではなく、もっと上位の使命感のような心持ちで、
お仕事に邁進しているのだろうと思います。
これは、人間全員が、超合理主義的な行動を取るものだという前提に立てば、
説明のつかない現象ということになります。
ベーシックインカム支給金額についても、もちろん与えすぎはいけませんが、
最低限の衣食住を満たせるような金額にしないと、意味がありません。
衣食住が満たされて始めて、飢餓の恐怖からの解放と言えると思うからです。
事務的な問題としては、一旦、システムさえ組んでしまえば、大した作業量ではありません。
年金支給のシステムを、全国民に広げるだけのことですから。
余談ですが、「公務員」と「タクシー運転手」なら、わたしは、公務員を選びます。
極端に視力が悪いというハンディを負っていますから、車の運転は、極力、避けたい作業です。
このように、人の趣向や都合は、様々なので、需要と供給の関係で、落ち着くところに落ち着くはずです。
人の応募の少ない仕事では、時給が上がり、希望者の多い仕事は、時給が下がる。
その調整を、常に、繰り返しながら、最終的に、問題なく治まるはずです。
今、現在、この健全な市場調整を阻害しているのが、外国人労働者です。
外国人労働者の存在は、若年層の労働待遇悪化にまったく関係がないなんて言っている人は、
救いようのないバカだと思っています。