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(回答先: Re: 朴大統領が何故暗殺されたのか?知ってますかな? 投稿者 空也 日時 2006 年 9 月 07 日 04:39:21)
>朴大統領はKCIAに暗殺されたのでしたね。自分が育てた犬に噛まれるようなものですね。
ちょっと違いますな。(ちょっとの違い、それがやがてボタンの掛け違いのようになるんです WW)
KCIAを育てたのは金鐘泌首相(当時)で、彼は軍・情報機関内に強大な勢力を築いていましてね、朴大統領も手出し出来ないような、ね。
喩えて言えば、金鐘泌はアメリカではブッシュ(父親)、日本で言えば岸信介のラインに相当するんですな。
>朴大統領は親日家といわれ日本にも知人が多く、その点からも韓国の反日勢力からも疎まれてた
ちょっと、あまりに素朴というか、幼稚というか....、
こんなレベルで考えて(?)いたら、永久に、何も分からないでしょうな。
言うまでも無く、「大統領暗殺」とは何より政治(事件)であり、従ってそこに如何なる政治を読み込むのか?ということが問われるのであってね。
「親日」の為に「反日勢力」から殺されただなんて、トッピなことが戦後有り得るはずがない。
何故なら、戦後の国際政治にあって、日本は従属関数に過ぎず、独立したプレイヤーではなかった(田中角栄失脚で、その僅かの可能性も潰えた)からです。
昨今の中国や韓国の「対日批判」も、アメリカの手先となって、東アジアに緊張を作り出そうとする日本に対してであり、その真の狙いは、そういう日本の背後にいるアメリカに向けられたものであることは明らか。 つまり、中国も韓国も、米軍の存在やアメリカのリーダーシップを認めるのは、その切っ掛けとなった「日本軍国主義打倒」という大義名分を共有することによってである、ということ。
言い換えれば、その大義を共有出来なければアメリカ(軍)の存在(リーダーシップ)を認めない、ということです。 即ち、「極東米軍」の存在理由そのものに直結してくるから、です。
だからこそ「軍国主義」のシンボル=「戦犯」が極めて重要な意味を帯びてくる、
だからこその「靖国問題」なのです。 日本にむけられたものでは決してない、お分りですかな?
では、朴大統領は何故殺されたのか? それは、結論から言えば、政治的には、ほぼ同時期に起こった「ロッキード事件」=田中角栄失脚と同じものです。
>朴大統領の事件について記憶も定かでなくなってるので、昔の新聞の記事でも当たろうかなと
では、ジックリと調べられよ。 もし貴殿にその方面でセンスがお有りなら、現在との奇妙な類似に気付かれることでしょう。