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(回答先: 新潟の歴史をみると、石油開発の先端地であったことがわかります。 投稿者 姫 日時 2006 年 9 月 08 日 10:28:37)
色々と仰ってるようですが、小生の論点に関して、約めて言えば「田中評価」への疑問ということでしょうか?
小生のは国際政治的な観点からのものですが、貴女(’姫’名乗っているからには女性なんでしょ?)のは、どうやら国内政治の方ですね。 両方を混同して論じているようで、小生の論拠に対する批判には見えませんので、この点については貴女の再論を待ってからにしましょう。 まぁ、事のついでですから、国内政治に関して言うなら、
今日の地方の惨状を招いた(政治的)責任が有る、と仰りたいのでしょう?
これもまた今のマスコミの空気、若しくは「常識」といったっところでしょうか? 勿論、僕のは全然違います。 僕の「田中角栄評価」は、鈴木宗男について佐藤優氏が評した「日本型社会民主主義者」というのとほぼ同じです。
即ち、そのまま(自由)であれば<強者>−大都市や中央に偏する富を<弱者>−地方とか農村に再配分することに自身と国家の役割を置いている、ということです。
地方分権型の江戸時代までであれば地方で富を産み出したであろう人材と労働力が、<近代化>という不可避の中央集権化と都市化の流れの中で、中央や大都市に一方的に奪われていく時、地方の立場ならずとも、その一部でも地方に還元すべきとするのは、客観的にみても、極めて真っ当な在り方とは思いませんか?
鈴木宗男は、言うならば、小型角栄と言ってもいいし、地方の惨状については、北海道は新潟に勝るとも劣らないわけだから、貴女の角栄氏に対する批判はそのまま宗男氏にだって当てはまるはずだけど、現に、北海道における「評価」はそうなってない。
勿論、今の地方の惨状は、「金の切れ目が縁の切れ目」で、これまで地方に回していた分が回らなくなったからであって、それは地方が負うべき責任とは思われません(つまりは、角栄氏や宗男氏には責任は有りません!)。