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旧ベルギー領コンゴの資源支配に介入し、TOYOTAの非常勤役員を務め、スエズの取締役として水問題で日本にも関与【ダヴィニ
http://www.asyura2.com/0403/bd35/msg/1061.html
投稿者 エイドリアン 日時 2004 年 6 月 17 日 22:46:11:SoCnfA7pPD5s2
 

(回答先: 良く見ていたら日本語だけでも見つかりましたよ 投稿者 Q太郎 日時 2004 年 6 月 17 日 22:22:18)

みなさん、今晩は。

ブリュッセルで発行の企業CEO向け仏文資料から、ダヴィニョン子爵の「表の顔」を紹介:


Bilderberg 2004:Honorary Chairman -
Viscount Etienne Davignon

ダヴィニョン子爵は、法学博士号取得後、ベルギー外務省に入り、閣僚として"Spaak"や"Harmel"が閣僚を担当する内閣でトップになった。
1969年にベルギー外務大臣に使命され、1976年まで担当した。この時に彼が最も力を入れたのは、ベルギー領コンゴ【注1】の非植民地化に伴う、アフリカとの政治的関係だった。この結果ベルギーは、旧宗主国として、コンゴの資源ビジネスにおいて鍵となる役割を演じている。

大西洋同盟の将来についての報告書("Harmel"レポート)で重要な役割を果たしつつ、一方では、EECメンバー間の政治的協同のための第一次提案書("Davignon"レポート)を準備する責務を負った会議で議長を務め、また1974年には、"International Energy Agency"の最初の社長に就任した。

1977年に市民サービスを離れた後、ダヴィニョン氏は、EECの工業・調査・エネルギー担当の副代表に指名された。この役割は、1984年の終わりに満了した。
この時代の彼は、欧州の工業の再編と、新しい調査協同ベンチャーの促進に活躍した。
彼はEECを代表して、米国・日本・カナダとの主要な協定で交渉を行った。

1985年に彼は、ベルギー最大の持ち株会社、"Societe Generale de Belgique"に参加し、1989年に会長になり、2001年以降は副会長を務めている。

<<取締役会による使命>>

ダヴィニョン氏は現在、ダイアモンド鉱業"Sibeka"・"SN Airholding"・"Compagnie Internationale de Wagon Lits"・"Compagnie Maritime Belge"のそれぞれにおいて会長を務めている。また彼は、"Accor"・"Fortis"・"Tractebel"・"Umicore"のそれぞれにおいて会長を務めており、"Suez"【注2】と"Sofina"の取締役会のメンバーでもある。

彼には、"Anglo American"・"BASF"・"Solvay"・"ICL"・"Generale de Banque"・"Arbed"・"Pechiney"・"Toyota"・"Petrofina"のそれぞれにおいて、取締役会で非常勤役員を務めた経歴も在る。

彼は、"Fiat"・"the Bank of Montreal"・"Kissinger Associates"のそれぞれにおいて、国際顧問団のメンバーを務めた。
彼は今、「企業の社会的責任:"Corporate Social Responsibility"(CSR)」のための事業ネットワーク顧問団の団長をしている。

(後 略)

Etienne Davignon (ne en 1932) L'homme, ses actions : Sources d'Europe - Centre d'information sur l'Europe, Brussels,  Belgium Reseau des centres d'information sur l'Europe - Date de mise a jour : novembre 2002


【注1】コンゴは、アフリカ最大の資源国として、ダイヤモンド・原油・コバルト・銅・金の鉱床の外、電子部品に欠かすことのできないタンタル石の最も豊富な鉱床も存在する。
    旧ベルギー領コンゴは1960年に独立したが、1965年のクーデターで、初代ルムンバ首相はモブツ元帥に処刑された:「コンゴ動乱」
    この動乱には、米国はじめ当時の覇権国家の多くが関与し、国連事務総長ハマーショルドもコンゴ上空の飛行機事故の犠牲となった。
    1997年にモブツ大統領は国外逃亡。ローラン・デジレ・カビラが大統領に就任。
    彼は、隣国ルワンダの部族対立で、その政府軍を味方に付けて成功した。
    ルワンダのフツ族は、1994年のツチ族への虐殺(犠牲者:80〜100万人)で非難されているが、フツ族とベルギー・アメリカ特務機関間の接触が疑われている。
    2001年にカビラ大統領が暗殺され、息子のジョゼフ・カビラ将軍が大統領就任。
    2002年に「プレトリア包括合意」に達し、2003年に暫定政権が成立した。
    参照:コンゴ民主共和国の情報機関

【注2】参照投降:彼方さん スエズ関連とりいそぎ追加

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