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(回答先: 参考人・原田氏の証言要旨(2) 見延順章委員長(自民・道民会議)質疑(北海道新聞) 投稿者 シジミ 日時 2004 年 3 月 05 日 07:58:55)
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20040304&j=0022&k=200403047234
蝦名氏 退職まで裏金をつくっていたという「組織的」の根拠は。
原田氏 各地を転勤し、ほとんどのところで必ずこの問題に関与したので組織的と判断した。
蝦名氏 現職警察官が真実を語れないとは。
原田氏 警察は本来、犯罪捜査をする組織。不正は間違っても外に出せない。現に私もそうだった。家族にも話していないと思う。警察は階級組織で上意下達はスムーズだが、「下意上達」は難しい。元捜査員が手紙をくれた。彼は毎月一万円か二万円のカラ領収書をつくっていた。ある機会に「犯罪捜査にもっとお金を使えば、もっと検挙率が上がる」と言うと、道警本部に呼び出され幹部から注意を受けた。手紙には注意した人の名前も書いてある。彼は次の異動で左遷され、希望を失い、早期退職した。だから、先ほどから申し上げている。これは現場の警察官の声なき声だ。
蝦名氏 裏金づくりで直接見聞きした部分は。
原田氏 直接関与は、最初の赴任地の北見方面本部。その後、札幌中央署刑事一課の係長になり、上司から毎月五千円から一万円の運営費をもらったが、七人の部下を賄えず、参考人旅費を流用した。当時は簡単な手続きで現金を手にできた。呼び出し簿に架空の参考人の住所氏名を書き、請求書も書き、はんこも押して会計に持って行くと現金にできた。
蝦名氏 裏金の一部が道警本部にバックされているというが。
原田氏 こうした話は会計職員か(自分も未経験の)副署長のどちらかしか知らない。マスコミに道警の裏金(上納)を総務課長が仕切っているとの記事があった。私も(総務課長を)体験したが全くタッチしていない。推測だが、金を扱う部門ではないか。
蝦名氏 (旭川中央署の)署長時代は毎月、裏帳簿に決裁したか。
原田氏 月初めに副署長が私に交際費名目で現金を帳簿にはさんで持ってくる。市販の現金出納簿のようなもので、正規(の会計書類)ではない。金額は今となっては確かめようがない。
蝦名氏 道警本部防犯部長時代にあったという部長経費は裏金か。
原田氏 部長経費(裏金)があったことは間違いない。各種会合だけで毎月十回以上あり、大方は二次会付きだ。個人の懐から出せる金額ではない。支払った記憶もない。例えば、防犯部で会合があると、各部各課が負担する。
蝦名氏 日額旅費について。ピンハネは自身の経験か。
原田氏 機動捜査隊長の時、隊員に支給される日額旅費をピンハネした。当時は超過勤務手当の支給率が非常に低い時代。予算が決まっていて、忙しければ忙しいほど、隊員の超過勤務手当が少なくなる。副隊長と相談し、不足分をカバーしようと、隊員にいろいろな形で還元した。もう一つ、当時は機動捜査隊に三十台弱の警察車両が配置されていたが、時々物損事故がある。正規手続きでの修理は時間がかかるので、事故後すぐに修理し、次の日に隊員を乗せるため一定額を修理代名目でプールしていた。
蝦名氏 裏金の使途は署長交際費や餞別(せんべつ)、部内での懇親会、冠婚葬祭、などと言っているが。
原田氏 当時、署長交際費は正規予算になかった。署員の結婚式も月に二、三回もあり、個人で支払えず、すべて副署長や管理官(が管理する裏金)から支出された。
蝦名氏 裏金で組織のために使ったと思われる金の割合は。
原田氏 部長、署長、本部長として部下から祭り上げられ、黒塗りの乗用車で送り迎えされ、私自身、われを忘れていたと反省している。(裏金が)税金との認識すらほとんどなかった。これが真実だ。交際費名目で受け取っていた金の使途なら話せる。この金は生活に使おうと何に使おうと自由。財布に入れば金に公私の区別はない。例えば当時、ゴルフをよくやったが、受け取った交際費から払っていた。来る後輩、夜討ちの記者と飲む酒代などにも使った。
蝦名氏 業務で使う裏金はどの程度か。
原田氏 比率はよく分からない。