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(回答先: 自衛隊派遣問題、なぜ意見がねじれるのか? 投稿者 ブッシュ小泉 日時 2003 年 12 月 26 日 19:25:15)
ブッシュ小泉さん、こんばんわ。
>まず、軍隊の基本はただひとつである。
>◎敵軍と戦闘すること。
>そのために軍隊はある。
>これは当たり前すぎるほど当たり前のことだ。
>軍隊というのは敵と戦うためにある。
>敵と戦うために行動しなければ軍隊の意味はないのだ。
この前提をまず疑う必要があります。
軍隊の最終目的が「敵軍と戦闘し勝利すること」であることは確かですが、「敵軍と戦闘すること」が基本目的ではありません。
それは、石原莞爾が喝破した「国防とは国策の遂行を防衛することである」に通じるものです。
軍隊は国防の物理的保証機構ですから、軍隊の基本目的は、「国策の遂行を他国から妨害されることなく防衛すること」だと言えます。
軍隊を整備する国家にとってもっとも望ましいのは、軍隊の存在によって戦闘を行うことなく“国防”を全うすることです。
このような考えは、クラウゼビッツの「戦争は政治の延長である」にも通じるものです。
このような考えを前提にすれば、「国防のために、丸裸(非武装)でイラクに行って米国の占領支配の復興部分を担ってくれ」という最高司令官の訓示もありということになります。