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ますます混迷を深める自衛隊派遣問題だが、
派遣反対であれ、賛成であれ、マスコミを通して
せいじ家やひょーろん家どもの意見を聞いていると
基本的がまるでわかっていない感がする。
まず、軍隊の基本はただひとつである。
◎敵軍と戦闘すること。
そのために軍隊はある。
これは当たり前すぎるほど当たり前のことだ。
軍隊というのは敵と戦うためにある。
敵と戦うために行動しなければ軍隊の意味はないのだ。
さて、軍隊を「敵と戦うために」出動させるのが基本であるなら
是非は別としてそれが「正しい軍隊の使い方」である。
ところで自衛隊(軍隊)はイラクへ何をしにいくのか?
敵と戦うためにいくのなら是非はともかく「正しい軍隊の使い方」
である。
ところがだ!
敵と戦うことが表向きは想定されていないのだ!
ところが潜在的には敵と戦わざるを得ないのだ。
こんな無茶苦茶なシチュエーションに兵士を置いていいのか?
派遣の是非はともかく、それ以前の問題としてこれは
「正しくない軍隊の使い方」なのだ。
そして、そのことをちゃんと指摘する政治家やマスコミがいない。
時期がどうの、イラクは安全かどうかだの、テロに屈してはいけないの、
本質的な問題をわざと脇にやって不毛な議論にまい進している。
悶々としているのは自衛隊員のみであるという
すさまじいことが平気で行われている。
イラクに敵がいるのか、いないのか。
いるのなら闘わせるのか、闘わせないのか、
はっきりしないと、
表向きは人道支援で手が出せぬ。
しかし、敵はちゃんといるからいつ攻撃を受けるかわからない
という「沼地」に兵士が送られることになる。
敵を想定して、それと戦わせる前提がないのなら
決して軍隊を海外に送るべきではない。
これが正論なのだ。