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(回答先: ブダペストクラブ・スレの続き(HAARPさまへのレスなど) 投稿者 ぷち熟女 日時 2003 年 8 月 07 日 01:39:15)
みなさま、
いやー、何がきっかけで新たな思索への道筋がつくか
わからないものでございますね。
日本の事件板でのヨムニ氏とのやり取りでは、
あたくしにはそんなつもりは毛頭なかったものの、
どちらがどちらを『いじめ』たかわからない展開になりました。
それで、一般に『情報の解釈には、受け手に責任がある』ということを
不動の大前提として構築されている『記号論』に連想が及んでしまったわけです。
あたくしがあの記号論の大前提にうすうす疑問を感じたのには、
もうひとつ実生活の中でのきっかけがございました。
4年くらい前から2年くらい前にかけて起こったことというのがそのきっかけです。
それ以前から大変高度な教養のある欧州人女性と友人として付き合っておりました。
彼女は医学を勉強した後エディターになったという経歴の持ち主で
医学の中でもオルタネイティヴな部分(ホメオパシー、薬草療法、
水の、あの、何ていうんですか、左・右という回転の向きについて、など)や
心理学の各流派などについて随分色々教えてもらいました。
誰しも短所というものは持っているものですが、彼女にもひとつありました。
それは、自分の精神のコンディションによって、他人に対して
非常に強硬でアグレッシヴな出方をしてしまうことでした。
それは、まあ普通で、誰しもありがちですよね。
厳密に申しますと、困ったのはそこではありませんでした。
彼女の教養の高さ故に、どうやらくだんの記号論の大前提が彼女の思考のベースになっていて、
他人が彼女の周囲の人々に対する態度をアグレッシヴだ、とか
強硬だとか表現し、静まるよう頼むと、一層逆上するのです。
彼女にとっては、セミオティックの理論にあるように、
それは受け手の問題に過ぎない、というわけですね。
『あたしは平静に、普通に話し、接しているのに、
一体それはどういう言いがかりなの? あなたがたが間違っているのよ!』
という方向へ話が行ってしまうんです。
そして、しまいには、彼女がもともと機嫌が悪かったという事実はねじ曲げられ、
周囲の人間のそういった間違った指摘ことが原因で
彼女が機嫌を損ねたことになってしまうのです。
何年もの間交際していて、そういったことがあたくしとの間で二度ありました。
普段の何事にも慎重に公正な判断を示す、とても知的で賢明な彼女と
そういった時の彼女との落差は甚大であり、また
どんなに言葉を尽くして説明しようとも彼女は決して受け付けず、
たとえ現場に第三者がいて、その人も同様に彼女の態度をきわめて
とげとげしいものだと認識していたとしても、彼女は頑なに、それは
彼女以外の人間『だけ』の問題であり、責任である、という態度を曲げないため、
最終的には交際が続けられなくなってしまいました。
非常に残念なことでした。
しかし、同様の理由で彼女と交際の絶えた人が他にも何人もいたのを
あたくしは存じております。
それで、ですね、あたくしは疑っているわけです。
記号論のくだんの大前提(そしてそれは心理学の領域にも深く関わっています)は
それより歴史の長い心理学の理論の操作の続きとして
(心理学各派でも大体同様のことを説いていると思います)
最初から権力側にいじられてきていたのではないか、というものです。
それはもちろん、大衆の意識や大衆向けの情報の操作を指摘されることを避け、
『大衆の知能が低くなろうと、暴力が横行しようと、
性的に堕落した人間の人口比が増加しようと、
希望を持てずに自殺しようと、刹那主義になろうと、
ブランド商品崇拝の風潮が小学生にまで蔓延しようと、
異性同士が互いに不信感をつのらせようと、
家族の絆が薄れようと、隣人愛が稀少になろうと、
他人に危害を加えたとされる人間に犯行当時の自分のことがわからなかろうと、
それらはすべて、この世の表象とそのメッセージを受けそこねる
愚昧な大衆自身の問題であり、責任である』
と言って、権力側が斬って捨てるためではないか、と。
そして、そのことは、例えば北朝鮮との交渉問題において
『・・・という表現は、北朝鮮側に誤ったメッセージを送ることになる』
などという政府関係者や官僚のコメントがよく出されたことだけを例に取っても証明できます。
そこで彼らは、『情報というものはそれを発信する側の意思で操作できるものだ』と
暴露し、ボロを出しているのです。
・・・・・
これに対して、プダペスト・スレでご活躍のみなさまや
またその他のみなさまのご自由なコメントを待ちたいと存じます。
ではまた、ごきげんよう。