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(回答先: オフィシャル文化は使い物にならない:黄色い人さんへ 投稿者 HAARP 日時 2003 年 8 月 07 日 04:32:58)
HAARPさん、大変興味深いご回答、ありがとうございました。
>各々の個人が感じている「雰囲気」を一つの「商品」に纏め上げると、
>今度は別種のモノポリーが出現する可能性があり、これは多様な個性が
>ウリのこの星としては、またしてもその個性に逆行するような流れが
>生まれるかもしれません。
通常、「モノポリ−」と聞くだけで私も、支配、ネガティブをすぐに連想してしまいますが、もしピ−タ−·ラッセルやブタペストクラブの言う「意識改革」が、HAARPさんのおっしゃる所の「別種のモノポリ−」というものなら、その「モノポリ−」はポジティブに変わりませんか?HAARPさんも同感された所の「意識改革」そのものに、何か問題があるでしょうか?
私は、一人一人の個性は多種多様であって良いし、それは十分に尊重されるべきだと考えます。しかし、我々は社会集団の一員として生活しているわけですから、何らかの形の秩序がなければなりません。
なぜ多様な個性をまとめぬままに放置させないといけないのでしょうか?
社会生活においては、人々の個性を尊重しながら、かつ何らかの形にまとめる必要がある、という事は、これまでのイラクの状況を見ても明らかでしょう。
ポイントは、その多様な個性を良いふうにまとめてくれる形が必要なのです。
その意味で、HAARPさんがおっしゃる 所の「常識」が通用しない集団からの防御を、我々一般民は心してやらねばならぬと同時に、早急に(この意は学者がそう言うのとは関係なく、誰が見ても本道を歩んでいない現在の世情を憂うが故の事です。)「常識」が通用する所の集団を見極め、世の中を少しでも良い方向へと変える必要があるのではないかと、切に思います。
>学者が「急ぐ」理由がその言葉どおりなのかは再び吟味する必要はある
>と思います。
>少なくとも、もし黄色い人さんの理解の及ばないと思われるものが
>ある内は「サポート」するべきではないと思いますがどうでしょうか。
>この事実に対処するには情報を積み上げて防御に関する意識を強化する
>ことが今は肝要と考えています。
まず、学者が「急ぐ」理由を吟味する事も、理解の及ばないと思われるものを明確にする事も、情報を積み上げて防御に関する意識を強化する事も、とても重要で必要な事であるという点においては、同感致します。
HAARPさんのおっしゃりたいのは、まず、原因究明をして、その後に次の行動へ移る。今は、その究明に焦点を当てるべきで、原因不明のままではいけない。という事ではないかと思います。確かに、おっしゃる事もわかります。しかし、それは「基本策」といったような、大方の通常の場合に当てはまる正論であると思います。問題は、私達は今、「基本策」でなく、「応用策」を語る時にいるのかもしれない、という事です。
その二つにおける共通項は、大義である所の、世界をより良く変えねばならぬという「世の変革」です。これについては誰も異存はないはずです。
では、その為に私達が行動すべき道である本道は何か、というのがポイントであり、そこが「基本策」と「応用策」の違いです。すなわち、この世を変える為には、どこに焦点を当てるか、どこを最重要視するか、という事であると思います。
台風を例に当てて述べさせて下さい。
例えば今、大規模の台風が押し寄せて来るかもしれない、という状況にいるとします。台風が来ないのであれば何の問題もありません。台風自体の大きさや、その通過ル−トによって被害の度は違って来るでしょう。又もしかしたら、最悪の場合まともに直撃するやもしれません。
この大型台風が来るかもしれぬ、という状況下での大義は何か。それは、「被害をどうやって最小限に留めるか」だと思います。そして、この事にも誰も異存はないでしょう。
では、そのとるべき道、本道についてが問題です。
「基本策」で言えば、どうして台風が起こるか、そのしくみはどうか、どうしてこの時期か、、、そのような原因究明やその他の基本的な問題にまず焦点を当てるといったものでしょう。勿論台風の性質を知る上でも、大変重要な事には違いありません。しかし、台風はやって来るかもしれないのです。
きっと学者達は、その時期についてあれこれ論議し始める事でしょう。
通常大方の問題については、「基本策」が採られるべきでしょうが、こういった台風のような場合には原因究明も同時進行させながら、被害対策を最優先していく「応用策」が採られるべきではないでしょうか。家屋の設備強化、停電時の対策、津波対策の為の防波堤強化、、、といった具体的な、万が一の備えを第一に考える必要があるのではないかと思います。
HAARPさんがおっしゃる所の原因の究明は、必要な事です。
ですが、それがきちんと究明されるには、どのくらいの時間を必要とし、どれだけ困難な作業になるのでしょうか。
勿論それは重要であるからこそ、全てを明確にさせなければいけませんが、現在の世情を見た時、果たして、そういった事の究明を終えた後で対策を練り、改革を始める事が、最優先されるべき道でしょうか。
私には、そういった原因究明も同時進行しながら、焦点を、対策である改革の方へ当てる「応用策」を採る方が、本道に思えてならないのです。
焦点の当て所が異なるだけで、原因究明の重要性や必要性については、私も十分に認識する所ですので、どうぞ誤解のない様その旨、宜しくご理解下さい。