投稿者 フリーパーソン長万部 日時 2000 年 7 月 02 日 22:53:13:
回答先: 「非認める段階でない」 雪印側 投稿者 フリーパーソン長万部 日時 2000 年 7 月 02 日 22:41:14:
大手乳製品メーカー「雪印乳業」大阪工場(大阪市都島区)で製造された加工乳
「雪印低脂肪乳」を飲んだ人たちがおう吐や下痢の症状を訴えた問題で、大阪府立
公衆衛生研究所は2日、発症者が飲み残した製品から黄色ブドウ球菌のつくる毒素
が検出された、と発表した。この結果を受けて大阪市は、被害はこの毒素が原因の
食中毒と断定。同日夕、食品衛生法(有害食品の販売禁止)に違反したとして、
同工場を無期限の営業禁止処分にした。すでに製造工程の一部が黄色ブドウ球菌に
汚染されていたことが明らかになっており、大阪府警は、業務上過失傷害容疑で
同工場の現場検証を始めた。発症者は2日までに7000人近くに増えた。
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大阪府立公衆衛生研究所が調べたのは、大阪府内に住む29―71歳の発症者が
飲み残した品質保持期限「6月30日」と「7月2日」の5検体。製品の原液を
20倍に濃縮して検査した結果、5検体すべてから、1ミリリットルあたり0.4
―0.8ナノグラム(1ナノグラムは10億分の1)の黄色ブドウ球菌毒素(A型
エンテロトキシン)が検出された。成人では、この毒素を100―200ナノグラム
摂取するとおう吐などの症状が出るとされる。問題の低脂肪乳を200ミリリットル
飲めば、毒素は80―160ナノグラムになる。
営業禁止処分の対象は、大阪工場が作っている全57種類の製品の製造。期限は
「市が安全性を確認できるまで」としている。雪印は全国35カ所に工場があるが、
大阪工場は昨年度の乳製品の生産量約11万2000キロリットル、出荷額約200
億円で、全国でも主力工場。
大阪工場では、雪印の検査で予備タンクのバルブ部分から黄色ブドウ球菌が検出
されている。大阪市は、毒素は熱に強いこと、問題の製品と同じ原材料を使った
他工場の製品による被害は出ていないことから、大阪工場の加熱処理以前の工程に
問題があったとみている。
大阪工場については、安全管理に関する厚生省への申請書に不備があったことが
わかっている。また、被害が発覚してからの同社の対応が大阪市に対し非協力的で
あったとして、同市はこの日、同社の須永靖夫常務・西日本支社長に口頭で抗議した。
(22:31)
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今や、謹慎させられている段階ですね。反省はしそうにないが。