投稿者 フリーパーソン長万部 日時 2000 年 7 月 04 日 06:42:05:
回答先: 「品質は私達(わたし・たち)の良心です」…雪印製品販売中止の動き全国に広がる 投稿者 フリーパーソン長万部 日時 2000 年 7 月 03 日 23:37:07:
雪印が虚偽報告、実はバルブ内全体に汚れ
雪印乳業大阪工場(大阪市都島区)製造の「雪印低脂肪乳」による集団
食中毒で、同社が黄色ブドウ球菌を検出したバルブ(内径五センチ)は、
全体が乳固形物による異常な汚れで覆われていたことが、三日、同社から
大阪市への報告でわかった。バルブはこれまでの同社の説明とは異なり、
分解手洗浄しないまま三週間にわたってほぼ毎日、仮設パイプと連結して
使用していたことも判明。同社は先月二十九日に独自のふき取り検査をし
た際、汚れに気づいていたが、使用状況とともに市に虚偽報告していたと
いう。一方、大阪府警捜査一課と生活経済課などは、ずさんな衛生管理が
食中毒を招いた疑いが強まったとして、三日、業務上過失致傷容疑で同工
場を捜索。容疑が固まり次第、工場長らを書類送検する方針。
市環境保健局によると、これまで同社は記者会見などで、調整乳タンク
と仮設パイプを連結するバルブに「十円玉大」の乳固形物が付着し、そこ
から黄色ブドウ球菌が検出されたと報告していた。ところが、実際には、
バルブの汚れは一部分でなく、内壁全面が乳成分で覆われ、汚染されてい
ることがわかった。
また、六月は、仮設パイプは低脂肪乳や牛乳を再利用するため、毎日の
ように使用していたが、バルブは三週間にわたって分解、手洗浄を怠って
いた。このため、毒素が混入した低脂肪乳を製造した下旬には、菌が異常
繁殖して毒素が大量発生、再利用の原材料に混入した可能性が強いとみら
る。
同社は食中毒が発生した直後の先月二十九日夕、同市の検査に先立っ
て、市に無断で製造工程をふき取り検査した。今月一日、バルブ内から菌
が検出されたことを公表。その際、役員らはバルブについて「めったに使
うものではない」と説明していた。
市保健所の峰松洋典・保健副主幹は午後九時半から記者会見し、「この
ような使い方をしていればバルブ内にカルシウム分がこびりつき、いつ食
中毒が起きてもおかしくない。いままで起きなかったのが不思議なほど。
雪印側が提供する資料や作業記録は何も信用できない」と話した。
また、大阪府警が業務点検簿など押収資料の分析や工場関係者らの事情
聴取を進めた結果、問題のバルブは、使用するたびの洗浄と、週一回の分
解点検を規定した同社の作業マニュアルに反し、六月二日以降、同二十三
日まで三週間にわたって全く分解点検されていなかったことも確認された。
菌が検出されたバルブは、低脂肪乳製造ラインの調整乳タンクにあり、
別の牛乳製造ラインで余った牛乳を低脂肪乳のラインに引き込んで再利用
するため、仮設パイプを接続する際に使用していた。
大阪市によると、集団食中毒の発症者は、近畿二府四県と岡山、広島両
県で自己申告を含め計八千百六十一人になった。(7月4日03:12)
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いやはや…