投稿者 フリーパーソン長万部 日時 2000 年 7 月 04 日 20:47:31:
回答先: 雪印が虚偽報告… 実はエンテロトキシンのバイオリアクター状態 投稿者 フリーパーソン長万部 日時 2000 年 7 月 04 日 06:42:05:
2000年7月4日(火) 14時0分
<雪印食中毒>事件をめぐる三つの“食い違い”=替(毎日新聞)
雪印乳業大阪工場(大阪市都島区)が製造した低脂肪乳による食中毒問題は、
雪印側が会見するたびに矛盾が噴き出し、大阪市が立ち入り検査をするたびに
新しい事実が明らかになるという“異常事態”になっている。
「どれが本当でどこまで信じていいのかわからない」
と不信感を募らせる大阪市保健所に対し、4日午前会見した雪印の幹部は
「私どもではもう原因究明できない。身柄は府警と市に預ける」とさじを投げて
しまった。雪印で一体何が起き、どう動いたのか。今回の食中毒事件をめぐる
三つの“食い違い”を探ってみた。
◆その1「厚生省や府警が検証に入ると新事実が出てくる」
製造ラインのバルブから黄色ブドウ球菌が検出されたと雪印が発表したのは、
厚生省が大阪市とともに査察に入った1日。また、バルブの内側全体に乳成分の
膜がこびりついていた事実を明らかにしたのは、大阪府警が現場検証に入った翌日
の3日。先月28日から連日、立ち入り検査に入っている大阪市は、中央省庁や
強制捜査権を持つ機関が動くたびに新しい事実が次々と出てくることに怒りを
隠せない。
「雪印が出してくる資料は信じない」とまで言い切る大阪市。雪印側は
「うそを言ってるつもりはないが、これ以上出てこないのかと言われれば……」と
言葉を濁す。
◆その2「分解洗浄したはずのバルブに、乳固形分がこびりついていた」
食中毒菌が検出されたバルブについて、雪印は「使用するたびに洗浄し、週に
1回は分解点検することがマニュアルで決まっている」としている。先月23日
には分解点検したとの記録が点検簿に残っており、4日の会見で雪印幹部は
「分解洗浄は十分に行った。どこまできちんとできたかという程度の問題」
とした。しかし、バルブの逆止弁付近からは、分解して見ればすぐにわかるような
10円玉大の固形分が出てきたほか、膜状の汚れまで残っていた。大阪市は、洗浄
自体がきちんと行われていたかどうかにさえ疑問を持ち始めている。
◆その3「バルブや仮設チューブの使用回数が二転三転する」
雪印側は当初、製品タンクから余った乳を戻す際に使用する仮設チューブは月に
1〜2回しか使っていないと言明していた。しかし4日の会見で、仮設チューブは
「毎日使用していた」と発表。雪印の「仮設チューブ」は実質的には「常設チューブ」
だったことになる。また問題のバルブについても当初は「6月は2日と22、23日
しか使っていない」としながら、「2日に1回以上使っていた」と説明。バルブも
仮設チューブも実は毎日のように使っていたのではないかとの疑いも出てきた。
大阪市保健所は
「ここまでくると雪印の提出する資料や記録は信じられない。患者の飲み残しや工場に
残っている原材料、返品された商品などすべてを徹底的に調べ、客観的なデータを積み
重ねて実態を解明するしかない」
としている。 [毎日新聞7月4日] ( 2000-07-04-13:33 )
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毒を喰わせてシラを切る、なんとも真っ黒い「雪」印であります。