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『米国のイラク大量破壊兵器独自調査団(D・ケイ団長)が「イラク現地で実物の大量破壊兵器は見つからず」と発表』( http://www.asyura2.com/biz0310/war40/msg/125.html )に関連するものだが、昨夜のBBCニュースは、イラクが大量破壊兵器を保有していると“錯誤”した原因は、「大量破壊兵器を持っているというフセインの発言に左右された」ことにあるとし、「フセインは大量破壊兵器を持っているという虚勢を張ることで、イスラエルやイランを牽制できたかもしれないが、米英の攻撃を招くという失敗を犯した」というCIA高官のまとめを報じた。
内通者や亡命イラク人などを通じた諜報活動の“成果”としては、「イラクは大量破壊兵器を持っている」というものだったかもしれないが、フセイン政権は、「大量破壊兵器は持っていない。あると言うのなら調べてくれ」と世界に公言していたのである。
また、フセイン政権が、建前としてであっても、イスラエルやイランよりも米英からの攻撃を危惧していたことも自明であろう。
イラク攻撃を自国民に納得させることはできても正当化はできない「大量破壊兵器保有」の結末が、“フセインの虚勢”や情報収集活動の誤りというのではあまりにもお粗末で恥ずべきものだ。
もっと気が利いた“抗弁”はできないのかね。