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(回答先: ありがとう 投稿者 エンセン 日時 2003 年 10 月 03 日 19:30:44)
エンセンさん、こんばんわ。
紹介していただいた広瀬隆氏の『アメリカの保守本流』を読みましたが、イラク攻撃が石油利権ではないという広瀬氏の説は共有しています。
(もちろん、広瀬氏の「9・11などに対する報復」説には不同意です)
>イラク占領軍はいつ撤退するのでしょうか。
>具体的にどんな目的が終了したらイラクは開放されるのでしょうか。
アフガニスタン攻撃及びイラク攻撃は、イスラムとりわけイスラム産油国の「近代化」を目的にしたものだと考えています。
イラク攻撃は「中東全域近代化」の端緒であり、イラクの軍事占領はその橋頭堡です。
「中東全域近代化」が終わるまで、米英軍とりわけ米軍が撤退することはないと考えています。(30年がかりのプログラムでようやく達成したイラク駐留です)
イラクに親米政権が樹立でき、イラク−米国安保条約のようなものが締結できれば、米軍は占領支配を解き“合法駐留”に移行すると考えています。
そうでなければ、治安悪化やテロ攻撃を名目にイラクの軍事占領を続けるはずです。
(軍事占領を続けるために、自作自演のテロも辞さないでしょう)
どちらにしても、中東のハートランドであるイラクに軍事力を展開させることに変わりはありません。
主権国家として米軍の駐留を認めるのか、占領支配者として米軍が居座るかの違いでしかありません。
(イラクが主権国家として米軍の駐留を認めることはまずないと見ています)
米国に従順な日本でさえ、6年以上も占領支配下に置かれました。
私は、米英が画策している中東全域の「近代化」は失敗に帰し、結局は撤退することになると予測しています。(10年くらいかかるかもしれませんが...)
>私が思うに「英米系石油メジャー」は戦争を望んでいないと思うんですけど。
>危機によって価格が暴騰すろのは望むのでしょうが、決して戦争は望んでいないと
>思ったりもしています。
石油メジャーは31ドル前後の原油価格でぼろ儲けをしていますが、需要が大きく減少する可能性がある暴騰は望んでいないはずです。
もちろん、原油の産出や輸送がスムーズにできず価格も暴騰する戦争は望んでいません。