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(回答先: インフレ目標の是非巡り議論…内閣府がフォーラム【読売新聞】 投稿者 ご破算に願いましては 日時 2003 年 2 月 20 日 19:31:58)
「読売新聞」の記者のまとめが悪いのかもしれないが、公的資金で使って催したフォーラムとしてはあまりにも貧弱で噛み合わない議論である。
伊藤教授の論は、加藤氏の「資金供給量を増やしても、消費者物価指数に与える影響は少ない」というレベルの反論で済む。(そのロジックを明示する必要はあるが...)
加藤氏の「市場を管理すれば市場の機能が死ぬことになる」は、現在の市場は金融を含む大企業・政府・富裕者によって“管理”されているのであり、その“管理”がうまく機能していないが故にデフレ不況がだらだらと継続しているという現実認識がない。
従来的管理市場で国民経済がうまく動かない理由を見つけ出すことが緊要なテーマである。
加藤氏は、「市場の機能があれば経済苦境は解消できる」ということを論理的に説明するか、「国民経済がどうなるかよりも市場の機能が維持されるほうが大事だ」と主張しなければならない。
このような枠内で議論が行われているうちは、日本経済の衰退と国民生活の困窮化は避けられない。