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(回答先: “良心的”な経済学者もいるので... 投稿者 あっしら 日時 2003 年 2 月 20 日 22:47:45)
いろいろと、日本再生のための議論がされているようですが、どうも議論がかみ合いませんね。というのも、皆さん、自分の得意な分野の話を引っ張り出して、物事をある一面からだけ捉え、その裏側にある部分をまったく無視しているためでしょう。今の日本の偽らざる姿というのは、国富の大部分を無駄な投資によって失ってしまっていて、それを国家の信用という幻想によってかろうじて維持しているように見せかけているというところではないでしょうか。私は経済の専門家ではないので、高尚な議論はできませんが、今の国債の大量発行が、日本の経済をゆがめているのは間違いないでしょう。少なくとも、個人投資家を株式市場に呼び込むとか、個人消費を拡大させるとか言う話はまったくのとんちんかんな議論でしかないとおもわれます。いまの一般的な日本人が、貯蓄をやめて消費するなり、株式投資を大幅に増やしたとすれば、金融機関はその貯金な払い戻しのために国債なり株式なりを売却しなくてはならないだろうし、そうなれば金利上昇、国債下落でしょう。つまるところ、債券、株式市場をファイナンスするだけの国富がもう失われているわけで、最終的な解決手段としては、国民の生活水準を大幅に切り下げることしかないのではないでしょうか。