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(回答先: 相変わらず、明快で、ブレない論理で、いつも感動しております 投稿者 ご破算に願いましては 日時 2003 年 2 月 20 日 22:15:17)
「ご破算に願いましては」さん、こんばんわ。
昔は、「この理論が国民多数の共通理解として深まっていくと、最終的には「富裕税」的なものに行き着いてしまいそうなのが、嫌なんでしょうね・・・」に似た判断をしていましたが、日本にも海外にも、経済全体をなんとか良くしたい、人々の生活も向上させたいという“良心的”な経済学者も多数いるのを見聞きし、やはり、よく経済理論がわかっていないせいではないかと思うようになりました。
マルクス経済学者は問題を資本家(企業)の搾取に見出し、その理論に基づき政治活動を行う組織は、資本家をなくし国有化すれば問題が解決するかのように錯覚したり、それが無理だとわかると“弱者救済”に精を出すようになっています。
いわゆる近代経済学も、価格決定論理・利潤の源泉・利子率の論理という近代経済の根源的部分でデタラメな理解をしています。
無知蒙昧とは言いませんが、学問や理論が継承的なものであることから、過去の人の認識を根底から疑うことなく皮相的部分の理論深化に走っているのが“見間違い”の原因ではないかと思っています。
利潤の源泉だけでも理解できれば、経済学は大きく変貌すると思っています。
(利潤の源泉を説明しないまま、利潤追求が経済活動の動因とした説明体系をつくっては正解には到達しません)
過去の説明体系を与件的枠として受け止めることから脱却すれば、思考力に優れた上に“良心”を持っている人も多いのでマクロ経済のきちんとした処方箋を説得的に書けるはずです。