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(回答先: 仏大統領選、有権者の既存勢力拒否を示す＝ルペン候補［パリ２１日ロイター］ 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 4 月 22 日 10:33:26)
【パリ２２日＝鶴原徹也】
フランス大統領選の第１回投票が２１日行われた。内務省の中間集計（開票率９９・５％）によると、再選を目指す保守のシラク大統領（６９）が１９・６５％の得票率で首位に立ち、極右・国民戦線のジャンマリ・ルペン党首（７３）が１７・０６％で２位につけた。５月５日の決選投票は両氏で争われることになった。
シラク氏の対抗馬とされた社会党のジョスパン首相（６４）は１６・０５％しか得られず、第１回投票で姿を消した。ジョスパン氏は２１日深夜、新大統領が決まった時点で首相を辞任、政界から引退すると表明した。
極右候補が決選投票に進むのは史上初。ルペン氏は２１日深夜、「左右両陣営の既存権威が敗北した。国民は変化を望んでいる」と宣言した。ただ、各種世論調査は決選投票でシラク氏が約８０％の得票率を得て圧勝すると予測している。シラク氏は「人権を擁護し、共和国の統一性を明確にするため国民は結束してほしい」と訴えた。
史上最多の１６人の候補が乱立した今選挙は、過去５年間、コアビタシオン（保革共存政権）を維持してきたシラク、ジョスパン両氏を軸に展開した。ただ、経済が比較的順調な中、両氏とも「中道」の立場で選挙戦を演じたため、目立った政策の違いがなく、選挙戦は低調。第１回投票の棄権率（中間集計）は２７・４０％で史上最悪だった。
ジョスパン氏は「中道戦術」のため、左翼結集の努力をしなかったことが裏目に出た。一方、シラク氏の得票率は第１回投票の首位候補としては史上最低。
(4月22日10:54)
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