フランス大統領選挙の第1回投票で、シラク大統領に次ぎ2位となったことが出口調査で示された極右政党「国民戦線」のルペン候補は、この結果について、有権者がこれまでの政治主流勢力を拒絶したことを意味する、との見解を示した。
出口調査の結果では、シラク大統領、ルペン候補の順で、ジョスパン首相は3位となり、5月5日の第2回投票には現職首相は進めないことになる。
ルペン候補はテレビを通じて、「この2大候補にとって、大きな敗戦だ」とし、今回の投票結果を、これまで非能率的な政治を行ってきた政治家への決別であり、有権者が変化を求めていることのあらわれだ、と述べた。