(回答先: 仏大統領選:極右政党が社会党破り決選に 国民の異議を反映[毎日新聞4月22日] ( 2002-04-22-10:42 ) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 4 月 22 日 11:38:14)
【パリ=柴山重久】
21日に実施したフランス大統領選挙の第1回投票は、保守派のジャック・シラク大統領(69)に続き、極右政党「国民戦線」のジャンマリ・ルペン党首(73)が2位となる波乱の結果になった。
世論調査によると上位2人が争う来月5日の決選投票ではシラク氏が勝利する見通しだが、従来の左右対立という構図が覆った結果、次期大統領の政治運営も右派寄りに傾く公算が大きくなった。加速する欧州統合の流れに影響する可能性もある。
仏本土分の開票速報(22日午前2時現在、開票率97%)によると、得票率はシラク氏が19.65%。当初、シラク氏とトップを争うと予想されていた左派のリオネル・ジョスパン首相(64)はルペン氏を1ポイント以上下回った。投票率は72.5%と過去最低。
同日夜、ルペン候補は、「現在の仏の政策を国民が拒否し変化を求めた結果だ」と声明を発表。一方、首位のシラク氏は目立った勝利宣言はなく、「民主主義のために国民が団結する時だ」と述べた。