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(回答先: 貴殿の問いかけに答えわすれていたこと 投稿者 匿名希望 日時 2002 年 9 月 05 日 09:25:33)
あっしらさんとのやりとりに割り込みまして申し訳ございません。少々発言したく思い、お許しください。
>私はそうは思いません。無論、当時景気回復の兆しが見られ、それゆえ負担増にも踏み切れたわけですが、あの景気回復も本物ではなかったと思います。今の日本の構造を抱えたままでは本当の回復など当時もあり得なかったし、今後もないのです。
本物でない景気回復のなら、なぜ景気の腰を折る政策をしたのですか?景気回復が本物でないことは、当時市中の者は全員そう感じていた。経済企画庁、大蔵省、内閣だけは、景気回復期であるので、消費税アップの国民負担増政策を推し進めたのではありませんか。失政であるとお認めになるわけですね。
>橋本政権を失脚させたのは日本国民の誤りでした。その後の小渕型大盤振るまいに入ることなく、改革モード全開で突っ走るべきでした。金融のシステミック・リスクが現実のものとなり、国民が危機感を抱く絶好のタイミングだったのに、抜本措置を避けました。
橋本政権が国民世論により失脚させられたことに、匿名希望氏は失望し、責任を日本国民に押し付けていると認識してよろしいでしょうか?
当時の大蔵官僚も、橋本を失脚させたくないと思っていたならば、株価市場に対する配慮をきちんとすべきであったのではなかったのではないか。そうすれば、国民世論も変化していたに違いない。
現在も証券市場に対する財務省内閣の認識の甘さは惨澹たるもので、失政は継続中、改革どころか改悪続きです。
当時、橋本内閣の支持率の低下と、マーケットの下落による、橋本退出の声が日々大きくなっていった事実を匿名希望氏は、覚えてない、もしくは、認識されてないところをみると。依然マーケットを軽視されているみたいですね。マーケットを軽視し、あるべき証券市場のグランドデザインが描けないままであるならば、財務省の方々の目標目的である財政再建は不可能と思います。
橋本改革を継続したかったのであれば、株式市場のPKOでない改革、抜本的証券税制改革を大蔵省主導で断行すべきであった。そうしなかったし、そういうことにも気がまわらなかったことを棚にあげ、日本国民の誤りとは、なんたることだ!大蔵省の責任を自覚されたし。官僚は、責任転嫁が日常茶飯事と、世間で言われても仕方ないですネ。
もし小泉改革を継続したいと本気で財務省が考えているのであれば、即証券税制の改悪をやめ、個人のキャピタルゲイン税を非課税とすべきではないか。非課税とまでしなくとも、源泉分離課税を残す、現状凍結です。
いまの証券税制改悪は、タンス株券をわざわざ引っ張り出させ、持ち合い解消最中の証券市場の需給を更に悪化させている。冷静に考えればわかるだろう。現政策を唯我独尊、独善的に擁護している官僚諸君は、狂気か、馬鹿か、ノータリンか、某キム王朝のエージェントかもしれない。言葉は汚いがそう言われて反論できまい!
後世の経済史家は、こうした一連の失政が重なり日本経済は破滅していったと論文をまとめるでしょう。
私は、別のレスでも書きましたが、小渕総理の代わりに梶山静六が政権をとって、ハードランディングが成功していれば、匿名希望氏も苦労せずに済んだかもしれない。当時の世論、国民が誤っていたとしたら、小渕を支持する代議士を選んだことであろう。