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(回答先: 証券市場に対する認識について、私達と乖離してます。 投稿者 Ddog 日時 2002 年 9 月 06 日 11:45:47)
>すこし失礼な文章を書いたこと、お許しください。ですが、主張することはします。
少しも失礼だなどと思っていません。証券業で身を立てておられる以上、当然の怒りでしょうし、私と視点が異なるのも当然でしょう。
貴殿に怒られる事を承知で思った通り書くと、株式の需給環境と言い、企業の経営環境と言い、現在の株価低迷は必然なのです。お金を失いたくない庶民は今後も手を出すな、と言いたい。株式も土地不動産も他の資産も同様ですが、バブルや実態以上の急落は避け、安定を旨とした政策運営が必要です。生保銀行などの金融機関や年金制度などが市況の低迷で甚大な影響を受けています。しかし、政府は何もできないし、すべきではないのです。株式市況が日本経済の破綻を示唆するなら、その破綻の実態こそを管理対象にすべきです。他人事みたいに言っていると思われるかも知れませんが、市況は落ちるところまで落ちるしかないと思います。
直接的には政治家からの圧力に屈してですが、我々が理想とする政策が必ずしもそのまま実行されることはありません。むしろ妙な妥協を繰り返して本来の政策目的が分からないような形に換骨奪胎するのが普通なくらいです。それどころか、省内でのコンセンサスすら得られないこともよくあります。こうした現実の政策決定プロセスを踏まえた上で批判すべき点を的確に批判するということでないと、くずかごに捨てられます(新聞の社説を始めとするマスメディアの論調はほとんど全てがこれに当たります)。ただ、今回の複雑怪奇な証券税制は間違いなくproduced by MOFですので、常に官僚が正しいと言いたいわけでもありません(私自身はあの政策にはノータッチでした)。