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(回答先: 少々発言したく思い、お許しください 投稿者 Ddog 日時 2002 年 9 月 05 日 15:48:42)
相当にテンションが高まっておられ、怒りの度合いをお察しします。
まず、橋本改革を進めなければならなかった理由は、それが日本が当然採るべき道だったからであり、(景気の回復が政策を進めやすい条件を整えたことは事実ですが)根本的には景気に関わらず進めるべきものでした。あの失敗が誰の責任かを強いて挙げるとすれば、改革路線以外に活路があるかのように国民に錯覚を与えた勢力ということになるでしょう。
証券市場への対応の不備と市場軽視のご批判がありましたので、それにつきコメントします。
証券市場が我が国の経済にとって極めて重要なインフラであるとの認識は当然持っています。また、株価その他の指標も経済のバロメーターとしての役割を果たすものとして注視しています。しかし、証券市場は本来的な資本市場(直接金融の需要者と供給者が出会う場)の意味で重要なのであり、そのための整備や監督が必要とされるものです。株価そのものの上下動は注視はするものの、政府が関与すべきではないと考えています(PKOも、本来やるべきではないが(様々な事情で)やるからには成功させねばならない、という気持ちで推進されました)。株価は操作対象ではなく、経済活動の結果(乃至は予測の結果)と見るべきです。
今次の証券税制改正については、貴殿のご指摘のごとく失敗です。然るべき見直しを行わざるを得ないでしょう。ただ、抜本改革については個人的には疑問です。譲渡益に課税されるから株式市場が活況でないのですか?課税水準が他の先進国に比べてそれほど高いですか?今の市況の低迷を回復させるのは税制ではないと思います。