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(回答先: 改革とは 投稿者 匿名希望 日時 2002 年 9 月 07 日 06:27:11)
まず、お忙しい身でありましょうに、貴重な休日にレスを頂き、
ありがとうございます(笑)。
ここでのカキコミが、率直にこの現状への想い、不満への心情
を吐露できるという意味では、立場によって問題意識のウエート
が違うことを知る良いきっかけでもありますね。
貴殿の他のカキコミを拝見して感じられるのは、現状への深い
絶望と現システムへの見切りです。貴殿のもつ大蔵官僚として
の大志、良識、或いは「微温的でない構造改革」は、財務省の
権限だけでは叶えられないからでしょうか。
ですが、D−dogさんに限らず各自には越えられない限界は
あらゆる職域であります。それは巨大な権力をもつ財務省でも
同様ですよ。財政問題は、財務省のチカラだけで解決できる問題
ではないレベルでしょう。同様に、現在の株式市場の抱える問題
も証券業界だけで解決できるレベルではないのですよ。
国家財政が破綻すれば、国民経済が破綻するのは当然です。
では、破綻とは何か?元本償還不能、利払い不能のことでしょう。
貴殿の言う破綻は免れないという一方で財務省が今後も国債を
発行するのは国民へ国債取得者への背信行為にはなりませんか?
いや、そうならないようにしたいが、そうさせない世論、政治家への、深い絶望がそう言わせているのだろうとは容易に想像は
できますが(笑)。
最初に貴殿に申し上げたことは、己の限界と理想をどう折り合い
をつけるのか、それには他者への配慮がなければ成り立たない、
つまり国民への理解を惜しんでは成り立たないものです。
どこの国民もたいしたものではない、民意に添っての改革など
土台無理なもの、というご意見には深い悲しみを覚えます。
「理想を失って悪党になったものは、理想など最初から持たない
悪党より始末に悪い・・」ニーチェ
いや、貴殿が悪党と言いたいわけではありませんがね。
りっぱな高級官僚とか、財界人でも、道を踏み外してしまった
方々が多いというご時世でもありますんで。