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ルーラ・ダ・シウヴァ氏はJBとのインタビューで壮大に物事を考えろといっている。ちなみにIMFに関しては一言もふれてない。
現在のブラジルが僕がいたころのブラジルと決定的に違うのは海底油田が見つかり石油あるいはエネルギーの自給度が増したことだ。ブラジルはもちろん食料を自給できる。つまり次の大統領がその気になればアメリカともIMFとも縁を切り自給自足することも短期的には可能だと思う。
この点に関して専門家の方々の誰も指摘してないのはアンゴラの内戦が終わったことだ。アンゴラは旧ポルトガル領というだけでなくアフリカ系ブラジル人の多くの祖先の地である。今年の4月にウニタ(反政府勢力=親米)の指導者ジョナス・セブンビが殺害されウニタは無力となり現在は安定した社会主義政権がある。
アンゴラは石油、金ほか天然資源の宝庫だ。もしダ・シウヴァ氏がアンゴラとの関係を深めればブラジルはエネルギー、鉱物資源、食料の自給自足ができる。壮大な計画とはそのことかと思う。
ブラジルの富の偏在はアメリカよりひどい。一部富裕層の資産を没収し、ワークシェアリングを徹底するような形で社会主義に移行すれば確かにダ・シウヴァ氏がもっとも強く主張している雇用の増大が確保できる。
現実味がないと思われるかもしれないがキューバは今でも持っている。サッカーのワールドカップでマラドーナが日本に来る前にハバナに滞在していたことをご記憶だろうか?