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(回答先: 食料輸入国アメリカの可能性 投稿者 楽観派 日時 2002 年 8 月 21 日 21:27:37)
WTOの精神を尊重することはないでしょうから、米国が食糧輸入国になるとしたら、自然収奪的な農法のツケがベースで、見掛けの経済成長と“貧民相互扶助”を維持するための移民政策による人口増加がそれを早めると思っています。
米国が食糧輸入国になり、後進国の飢餓状況が解決されるようになれば、食糧問題で大きな打撃を受けるのは日本です。
国際穀物価格が安く抑えられているのも、飢餓状況がなかば放置されているからであって、それらがマレーシアレベルの食糧消費水準にまで改善されれば高騰は避けられないでしょう。
日本がそうであったように、発展途上国が近代化を進めれば、農業従事者は減少し、近代的財の輸出増加に励むようになります。
究極的にはもっとも価値がないお金を崇めていると思われる日本の統治者は、もっとも重要な問題をあまりにも軽んじています。
自国民の食糧需要を削ってまで日本に輸出してくれる国は、現状の国際関係から見てほとんどないと考えたほうがいいでしょう。